【感想・ネタバレ】城を噛ませた男のレビュー

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最初の僧侶の話はあっちこっち寝返りがすごくてその節操の無さに笑ってしまった。処刑された末弟の方がかっこよかったね。内心では弟のこと馬鹿にして自分が賢いみたいに思ってたみたいだけど、そんな賢くもないと思うんだけど。鯨捕りの人の話はあんまり気負わない人の方が強いってことかな?自分のやり方で一矢報いたからな、羽柴軍に。猪俣って人は1回、卑怯者の真田昌幸に騙されてるくせに、なんでまたそいつのこと信じるかね?アホかと思いました。椿の話は彦蔵は怪しいと思ったけど、市左衛門は分からなかった。

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2019年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 表題作を筆頭に良作揃いの、戦国を舞台にした短編集。解説にもありますが、展開や盛り上がりどころが計算され尽くされていて、抜群の安定感があります。以下、話ごとに軽くコメント。
「見え過ぎた物見」:物理的な意味での「見る」と、先読みという意味での「見る」、二つの「物見」が話に重なってくるラストが絶妙。
「鯨のくる城」:あたかも作者がその目で見てきたかのような、捕鯨シーンの迫力が凄まじい。
「城を噛ませた男」:昌幸の顔が笑み崩れるシーン、ほとんどホラー(怯)
「椿の咲く寺」:五作品の中で、これだけはちょっとロマンチストな印象。彦蔵さんのせいですな(笑)
「江雪左文字」:時代を何度も行き来するので序盤は入りこみにくかったけれど、最後への繋がりで全て納得。

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2014年11月06日

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