あらすじ
入手困難だった短篇集が再編集、新装版で登場。男性同士の切ない感情を描いた名作「さよならジュリエット」や、「君といつまでも」「彼女からFAX」ほか、迷作「密林の二人」「戦場にかける恥」など抱腹絶倒、若干濃いめの味付けです。【収録作品】「さよならジュリエット 君といつまでも」「え・れ・が」「彼女からFAX」「軽井沢つけもの夫人」「密林の二人」「戦場にかける恥」「指」「息」「耳」
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Posted by ブクログ
初期短編集を集めた、それでも彼女の初期作品にしてはバッドエンド度の低い一冊。
「さよならジュリエット」の余韻が、切なさがグワッときました。
「え・れ・が」も名前はよく目にしていたけど、
「君は素敵なエレベーターガール。君の手のひらで僕の心は上へ下へ――」
の余韻力に、よく目にする所以がわかったような気がしました。そう目立つわけではない。だけどすごく名作だと思う。
Posted by ブクログ
作品の幅の広さに驚き。「さよならジュリエット」が一番好きかなぁ。あと気になるのは「彼女からFAX」。読み終わて鳥肌が立ってけれど、自分の解釈に自信がない…。
Posted by ブクログ
いやー、何というか
タイトル通り「濃い」作品集だなぁと。
センシティブなお話から、
ギャグっぽいものBL(…でもないけど)っぽいもの
ホラーちっくなものや生理的に痛いものまで盛りだくさん。
心地のよい「線」「白さ」ですし、
作品集なのでいいんですけど、
個人的には、もうちょっと一貫性のある
まとめ方してほしかったような(笑)。
Posted by ブクログ
この時期のWingsだったら多分、リアルタイムで読んでるなー…
今度母親に感想を聞いてみよう。
安定の西炯子ではあるが、ベトナムの話のあたりから少し失速。
それでも、
「“自殺”ってのは寿命だぞ」
この言葉にひれ伏すのであった。