【感想・ネタバレ】ブラック・フライデーのレビュー

あらすじ

興奮と感動の金融サスペンス。シェイマス賞最優秀新人賞受賞作 不正行為を働き、二年間服役した元花形トレーダー、ジェイスン。彼はウォール街の証券会社の最高財務責任者から、思わぬ仕事を依頼された。事故死した若手社員の取引の資料を証券取引委員会が提出するよう求めている、何か問題があるのか調べてほしいというのだ。高額の報酬に惹かれジェイスンは受諾するが、やがて大きな陰謀が明らかに。金融界出身の著者が、父子の心の交流を織り込んで描く興奮と感動のサスペンス小説。

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Posted by ブクログ

不正取引による懲役期間を終えた元証券トレーダーが金融犯罪の謎を追う仕事に関わったことから大きな事件にまきこまれていく。クレージーな証券取引の現場が活写され、欲にかられた人々が蠢く物語の世界に否応なしに引きずり込まれる。後半の畳み込む展開も迫力満点だが、何よりも「キッド」の存在がドラマとしての深みをもたらしている。

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2015年01月25日

Posted by ブクログ

帯の金融サスペンスというのに興味を持った。
普段ならタイトルといい、名前も知らない作者といい手に取る要素はほぼないのだが、たまにはこういうところから入るのもいいかも。

主人公は証券会社で働いていたが、不正行為を犯して刑務所へ。戻ってくると、別の証券会社からある人物について調べるよう依頼される。
の人物を調べていくと……

ってこんなかんじの話なのだが、これだと普通の作品で終わるだろう。もう一つの要素として主人公には自閉症の息子がいるのだ。
つまり、金融サスペンスであり、父と子の物語でもある。一粒で二度おいしいというわけだ。

続きもでているらしいので、翻訳されるのを待つとする。

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2014年04月09日

Posted by ブクログ

金融犯罪の解明だけで話が進められていたら平凡すぎて、出版社の人達から見向きもされなかったかも。でもそこにジェイソンと息子の生活ぶりや意志疎通の試行錯誤の様子を絡めることで、ぐっと読ませる話になっていると思う。前半、学校前での親子と犬のふれあいの直後の事はこちらもうれしくなってしまった。ラストのジェイソンはなかなかしたたかですね。金曜日はキッドが黒を着る日だから、そこからタイトルが(笑)
次も翻訳刊行予定ありなので詠むのが楽しみ。

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2015年04月07日

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