あらすじ
[高身長]で[黒髪ロング]、しかも[文学少女]で[深窓の令嬢]……。破壊力抜群のメガネ美女と電車で乗り合わせた、しかもそこは狭い[ボックス式クロスシート]! 狭い車中での出来事をていねいな描写で描いた掌篇『BOX SEAT』ほか。『玲瓏館健在なりや』の冨明仁が近年発表してきた短篇作品を一冊に収録。美しい女性の肢体や細密に描かれた背景画が織りなす、10作品の読切が楽しめます。
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Posted by ブクログ
いつもの新宿の本屋で購入。
★5
表紙と本のタイトルにつられて購入。
冨明仁という名前は知らなかったが、読んでみたら、フェローズで読んだことがあった。
とてもよい。
ナニが良いかというと、出てくるキャラクターがどれもこれもまっすぐなのがよい。
そして、なにより女性が美しい。
おれの好きな作品は「もっと もっと…!」
美術系の大学に通う青年が、キャンパスで出会った人をモデルに描きたいというその思いを…みたいな。
うーん、これ、おれも妄想したことあるわー。
好きになった人というか、気になる人を「描いてみたい」という欲求って、絵を描く人にしか理解されないかもしれない。
でも、だからこそ、おれにはものすごく、すっと入ってきたなぁ。
この人が描く「人物」をもっと読んでみたい。
冨明仁、この1冊で、ファンになった。
Posted by ブクログ
短編集。タイトル買い。成功。
キャラが非常に良い。脇キャラまで皆、表情が豊かなのが魅力的。
ストーリー云々よりも魅せる漫画って感じ。
しょっぱな『BOX SEAT』が非常に出来が良く、
ハードル上げまくったけども、続く連載も短編も良く、
楽しませてくれた。
最後のが長い割にイマイチだったくらい。
あと作者はスリに何か思い入れでもあるのかと勘ぐってしまう。
スリオチ。
Posted by ブクログ
絵や画面はひきつけるものがあるけれども、それ以上、物語とどうつながるのかが頭の中でつなげられないというか、そんなもどかしさがあった。こういう雰囲気というのは分かるのだけれども。