【感想・ネタバレ】この罪深き夜にのレビュー

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最高な大正メロドラマに萌え禿げ

文句なしに面白かったです!!興奮さめやらぬ内に感想を書き留めてます!ページ数かなり多いのに、「この2人はどうなってしまうんだ?!」とページをめくる手が止まりませんでした。
以下、好きなシーンです。
・遼一郎に運動から手を引かせるために、2人がはじめて体を重ねるシーンは本当にドキドキしました。場所が遼一郎の下宿先なのも良い。
・国貴を手に入れたい浅野との駆け引き。作者様のお気に入りキャラなだけあり、浅野はとても魅力的な悪役?でした!国貴の首に、浅野につけられた跡を見つけて遼一郎が嫉妬するシーン大好き。こんなんなんぼあっても良いですからね。
・活動写真館で、国貴が遼一郎に心中か国内逃亡をせまるシーン。常に抑圧された人生を送ってきた国貴の、内に秘めた苛烈さが爆発してて好きです。国貴は普段は無感動ですましてるのに、好きな人に対しては苛烈なまでの愛情を持っているのがサイコー。
・高跳び直前の港で、お互いの気持ちを打ち明け合うシーン。盛り上がりは最高潮。この作者様は物語の山場を作るのがとっってもお上手な方ですよ〜!!
・無事に逃げおおせた潜伏先の上海での、蜜月期サイコー無限に読める。言葉が通じない場所でもたくましく生きる力がある遼一郎がかっこいい。国貴が外で仕事をすることを許さない過保護さにも萌えまくりました。駆け落ちの良さが全部つまってる。
・そもそも反体制派運動者×華族、2人はもと主従関係で幼馴染って設定が良すぎて罪深い。悪魔のごとき魅力を放ってますよね〜!本当に大好きな作品です。

#ドキドキハラハラ #萌え #ドロドロ

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今更ながら手を出しました清澗寺シリーズ。
そして単体なら初読みの和泉さん。
時代物、ファンタジーもの大好きなのに、なぜか手を出して
いなかった有名作ですが、漸く重たい腰をあげて一気読み
してみようかと……。

大正時代の没落家族の長男受でした。
お相手は使用人の息子なんですが、全体的に漂う退廃的な
空気感がなんとも言えません。
幼い頃の約束を後生大事に胸にしまい続けてきた受が、
悲劇の別れから偶然に攻と再会。
でもお相手は社会主義運動に手を染めており、自分は
軍人という立場上、それを見過ごすことはできないという
何とも胸苦しい展開です。

何とか攻を逃がしたいという思いから、同窓の憲兵に
情報を流すようスパイ行動をするのですが、その見返りに
身体を……というお決まりコース。
身を削っての献身もむなしく、攻にも色々と誤解され
こっちでも身体を要求されるという、不憫受です。
結局は色んなすれ違いが生んだ悲しい出来事だったわけ
ですが、色々と鬱屈が溜まっていた受が終盤爆発。
あれほど拘っていた家というものを全て捨てて攻めと
逃避行。
BL的にはおいしい展開なんですが、弟達のその後が
凄く気になる……。

書き下ろしの逃避行編では、何も出来ない受ににやにや。
主従身分差好きにはおすすめです。

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2014年07月13日

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