あらすじ
未来美紀は大手総合アパレルメーカー勤務。入社面接の時、ゲイだと公言した未来を受け入れてくれた職場で、先輩からもかわいがられている。そんな未来は社長令息の嘉島弓彦が苦手。二十歳の大学生で、二つ年下の弓彦はキスだのハグだの、やたらと未来にかまってくる。スキンシップ過多な弓彦に戸惑う未来。ある日、弓彦から本気で口説かれ……!?
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Posted by ブクログ
未来美紀は大手総合アパレルメーカー勤務。
専門学校在学中に、入社面接を受けたのだが、倍率も高く自分よりも高学歴で才能もある男がたくさんいる中で、どうして自分が受かったのかよくわからない。
おまけに、未来はその時に、テンパった挙句、自分がゲイであることを公言してしまったのである。
そんな未来を受け入れてくれた職場で、職種上ほとんどが女性である先輩方からもかわいがられている。
そんな未来には片思いの相手がいる。
それは、テンパりまくった入社面接でショックだった未来が、トイレで泣いているところを慰めに来てくれた男性。
涙と共にコンタクトを落としてしまった未来は、男の顔を覚えておらず、つけていた香水の匂いで判断するしかなく、未来はそれを営業部に所属する男性社員だと思い、ずっと遠くから想っていた。
ところが、社長令息でもある嘉島弓彦が、未来にやたらとちょっかいをかけてくる。
二十歳の大学生で、二つ年下の弓彦は、キスやらハグだの、やたらに未来にかまってくる。恋愛ごとに慣れていない未来は、そのたびにドキドキしてしまうけれど、同時に、戸惑ってしまう。
ある日、未来は弓彦に本気でくどかれ……
という話でした。
結論を言うと、実は、未来があの時の人だと思い込んでいた営業の人は、違っていて、未来が想っていたその人は弓彦で。
ハッピーエンド。
実は、この人の書く他の本にいたく感動していたので、この本も楽しみにしながら読んでいたんですが、割とどこにでもありがちなネタで、普通で、ちょっと残念でした。
時々はっとする言葉があったりもするんですが、そういうのもなくて、個人的には期待が高かっただけに残念に思いますが、相変わらず、優しいやわらかい話ではあるので、普通に楽しめると思います。