あらすじ
明治26年、横浜…。士族の娘・結子は借金をして買った雪舟の掛け軸を売るために古美術店・霧島堂を訪れる。そこにいたのは異人の血を引くドS鑑定士・ミハル。彼の見立てでは掛け軸は真っ赤な偽物で…!?
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Posted by ブクログ
明治26年、横浜が舞台。
借金を抱えた女の子が古美術商店主の男性に助けられ、その店で働くことになり、そこで起きる様々な出来事をつづった物語。
登場人物がたくさん出てきてもごちゃごちゃすることなく、すんなり読み進められた。
そしてお話のメインに古美術品がしっかり組み込まれていて、小道具としてきちんと活かされていたのがすごい。
線が細いこと以外は青年誌でも通用しそうだと思いながら読んでいたら、最後にちゃんとラブストーリーが。キラキラした小物に触れ、乙女心も揺さぶられ、夢見心地で読み終えました。
2巻以降、どんな美術品に出合えるか楽しみです。