【感想・ネタバレ】華日記 昭和生け花戦国史(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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「夢千代日記」「花へんろ」などの著作が描いた花の世界の華麗なる舞台と人間ドラマ。昭和の華道史を通して、戦後日本の虚像と実像、社会と文化を浮き彫りにした筆者入魂の新田次郎賞受賞作!!

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

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Posted by ブクログ

素晴らしく面白い!
放送作家早坂暁が一時「生け花新聞」の編集長であり生け花評論を書いていたとはまったく知らなかった。しかし放送作家として売れっ子になったからこそ華道界についてここまで書けたのであろう。前述の海野氏、三頭谷(みずたに)氏では営業的にとても書けない世界だ。
本書は草月流、小原流、安達挿花、池坊について、終戦直後から跡継ぎ騒動までをきっちりと書く。草月流の脱税摘発から霞の出奔と妻子ある男性との結婚、池坊のお家騒動、安達瞳子の家出、実に面白い現代史だ。われらより5-10年上の世代の女性にとってこんなに面白い読み物はないのではないか。
小学館文庫(760円)でまだ入手可能である。ぜひご一読をお勧めする。

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2011年01月04日

Posted by ブクログ

勅使河原一族をはじめとする華道界の人々を描いた
小説仕立てのノンフィクション。
とりわけ、家元制度に背を向けて、どこまでも花と対峙し
アヴァンギャルドな地平を切り開き続ける
中川幸夫の壮絶な姿には、鳥肌が立つ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

戦後のいけばな「業界」をスリリングに活写していて、習い事したことのない私にも面白い。
中川幸夫の花に対する思い入れの熱さには感動。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

この本を読んだおかげで、現代いけばなの世界を知ったつもりになる事が出来た。前衛いけばなにも興味がわいた。いけばなにめぐる人々の姿がドラマチックに描かれている。
☆補足・2017年12月に早坂暁さん死去☆

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2017年12月17日

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