【感想・ネタバレ】「ゴミ」を知れば経済がわかるのレビュー

あらすじ

経済を考えるのに、なぜ「ゴミ」が必要なのか。それはゴミというものが「仕入れ値ゼロ」の「究極の資源」だからだ。新製品や埋蔵資源しか目に映らない人にとって、21世紀の経済は成長の限界という壁に突き当たっている。しかし、この世界にはもう一つの経済がある。それは「今あるもの」を使う経済である。リサイクルや環境という言葉が浸透する前から、人間は「今あるもの」を活用して生きてきた。その生活がいまも残っているのが、フィリピンやタイ、ベトナムやインドネシアなど東南アジアの国々である。この地域では中古品の再販売からオークション市場、さらには「ゴミ銀行」まである。東南アジアを遠くの世界として見ていた人々も、「3・11」で目が覚めた。東日本でわれわれの目の前に広がったのは、あたかも東南アジアのような、ゴミとがれき、「不用品」と「必要なもの」の区別が消えたかのような世界だった。現地を足で歩き、見た新時代の経済ルポ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分で見て考えてるひとの本だけにある力がある。四ぢ手助けられる感じがる。自前で生きること、あるものを生かしていくこと、生活を手放さないこと。

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2014年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「世の中に無駄なものなんてないんだよ」
 読み終えて思うのはそんな言葉、そして、ありとあらゆるものつかい方は1つだけではないのだなとも思う。

 タイトルはゴミだけど豊かな視点のきっかけとなる本。

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2012年07月01日

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