【感想・ネタバレ】侮日論 「韓国人」はなぜ日本を憎むのかのレビュー

あらすじ

目下、最悪の事態に立ち至っている日韓関係。かの国の徹底した「反日」は、日本では「日帝による植民地支配」が根本にあると考えられていますが、呉善花さんは「そうではない」と説きます。古く14世紀から、朝鮮半島では「日本人は侮辱に価する民族」と考えられてきたのだと。その起源は、中華帝国周辺の諸民族を「文明の遅れた野蛮で侵略的な夷族」と蔑視する、古代以来の「中華主義」にあります。朝鮮半島は長らく中華帝国の属国としてあり、最後の王朝である李氏朝鮮は、自らこそ中華主義を正しく継承する唯一の国であると誇ってきました。韓国の「侮日観」はこの李氏朝鮮時代500年の間に根付いたものなのです。
2013年7月、親族の結婚式に出席するためソウル・仁川空港に到着したものの入国を拒否された著者も、かつては反日少女でしたが、転じて日本に帰化しました。自らの体験を踏まえた独自の視点で、政治、経済、歴史、文化等、多角的に「侮日」文化を掘り下げる本書は、著者による反日韓国論の「総集編」といえます。

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Posted by ブクログ

 反日少女から帰化した呉善花さんが、その生い立ち、日本での苦労、日韓の考え方の違い、反日教育、儒教による韓国人の特徴などを詳しくわかりやすく説明している。韓国人を理解するための第一級の本であると思う。

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2018年08月21日

Posted by ブクログ

てっきり、韓国の「反日」は、過去の統治時代の名残だと思っていました。
そうではなく、「伝統」だったんですね。
遥か昔から、日本を蔑み、侮辱していたんですね。

毎回、韓国が、騒ぐ度に、「違和感」を感じていましたが、その違和感の根底に流れるものが、
決して、お隣りの国とは、真の意味での交流が出来ないなと感じさせる、「もどかしさ」「無意味さ」
だとわかりました。

呉氏は、凄い人だなと、つくづく思います。
徹底的に、反日教育を受けて、今、日本国籍を取得し、日本人となっている氏を見ると
心から応援したくなります。

逆で考えて見て下さい。自分が、韓国に生まれて、幼い頃から、日本は、どうしようもない国だ、日本人は、最低の民族だと、教育を受けてきて、そして、それが、古くからの伝統、そんな見方を変えることができるでしょうか?相当困難だと思います。

文体から伝わってくる呉氏の「力強さ」は、呉氏の歩んできた人生そのものだと思います。異文化を理解するのは、ただでさえ難しい。

ましてや、韓国の人が、日本を理解するのは、尚難しい。呉氏の今までの葛藤が報われることを、願わないでいられないですし、氏の言う通り、韓国と交流するのは、かなり、戦略的に考えた方がいいと思います。

私は、特に韓国に偏見もないですし、ましてや行ったこともないですが、最近の日韓関係の異常さは、やはり、お隣りの国が、完全に狂っているのではないかと感じています。

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2017年06月06日

Posted by ブクログ

この本だけ読むと韓国に対して確実にバイアスがかかります。他の著者の似たテーマについても読むことをお勧めします。

韓国人の知人や日韓のハーフの友達がいますけど、彼女たちのいつまでも怨むごとく怒り続けるところ、自分の民族は余所と違ってすごいのだと誇るところが嫌いで、傲慢にさえ感じます。でも、ものすごく親切な人たちでもあるのです。(日本人の感覚からすると、我がつよく、そっとしておいてくれる親切さはありませんが……)例えば、私が韓国に行ったときに、仕事帰りで疲れているはずなのに、片道2時間もかかる道を車で送ってくれたことがあります。相手の一面で決めつけるのではなく、たくさんの面を素直に見れるようになりたいです。

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2015年05月22日

Posted by ブクログ

韓国人の歴史観を詳細に論述している好著だ.日本統治下の総括として189頁の次の語句が本書の真髄だと感じている."韓国人はいさぎよく「平穏な日常生活がほぼ確保されていて、平穏で平和な日本人生活者との交流があったこと」を堂々と認めるべきだと思います." 私の母親も当時の朝鮮で生活しており、敗戦の日を現地で迎えたが、暴動などはなかったと述懐している.表面的なやりとりだけで、歴史問題が解決するとは思えない.この本に数多くのヒントが盛り込まれているようだ.

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2014年04月29日

Posted by ブクログ

大韓民国民の反日感情が教育だけでなく、中華思想に基づくものであるということを再認識。

第六章の「私はどのようにして反日から親日に変わったのか」という面が、他の朝鮮民族を語った本との差別化が図られている。

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2014年02月22日

Posted by ブクログ

日本では忠と孝となれば私を捨てて国家社会への忠誠を優先する忠をとります。韓国では孝(家族を中心にする血縁関係)をとるのが本音中の本音。
 ・・・この考え方は両国の国民性を良く表していると思う。だから、危うい方向に向かう日本は止まらなかった側面はある。韓国人は良くも悪くも血縁を大切にする・・ということは「国」を最終的な部分で信じていないということだろう。個人の考えをあけっぴろごに表し、血縁・友人はそれを”にぎやかに”支持する。
 韓国人はインテリであるほど反日の意識が高く、日本人はその逆だと思う。教育を受けていない人・・無知からくる韓国人への偏見や差別が根強く存在する。

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2014年02月16日

Posted by ブクログ

何冊か著者の著作を読んできたので、いくつかの章の内容が重複しているので☆をひとつ少なめにした。呉先生の本はどれも理性的で納得できるもので好きである。第五章「植民地化を絶対的な悪とする考えは間違っている」は実際に植民地時代を経験された母堂の話を取り上げており、納得できるものである。苛烈な強制が多ければ全土で大暴動が起きたはずであり、そういった事例が無いのであれば庶民は温和な生活をしていたのだろうと考えるべきだ。ただし、日本が戦争へ急傾斜していく時代からは強制的な制度が増えていったのであろう。

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2020年12月04日

Posted by ブクログ

日韓関係が冷え込んでいることから、韓国と日本の歴史について知りたくなり、読みました。
韓国が日本をどのように考えているか、その背景含め、理解することが出来ました。

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2019年08月19日

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