あらすじ
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直径2000キロメートルの渦巻き 台風のすべてがわかる! 1年に平均26個発生し、たった1個で日本の年間発電電力量に匹敵するエネルギーを持つ台風。この巨大な大気現象を生み出す驚異のメカニズムを解き明かし、台風予報の最前線から地球温暖化の影響まで迫ります! (ブルーバックス・2012年7月刊)
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Posted by ブクログ
台風のメカニズム、挙動、被害などを、しっかりした気象学に則りながらも数式などを使わずわかりやすくまとめてある。これが新書判で手に入るとはありがたい。実際、一生ものの本となりえるクオリティである。
Posted by ブクログ
買ったまま何年も積読の本を消化しようシリーズで読みました。台風科学というか物理というか、地球の自転の力だったり温度の違いで動いたり、すべてが物理現象なのに、全部を纏めて台風としてみると、えらい複雑です……。ということで途中で理解が振り落とされました。もうちょっと物理の基礎を学びなおさないと……
Posted by ブクログ
台風研究がどこまで進んでいるのかを垣間見ることができた。台風の構造だけでなく発生のメカニズムもかなり分かってきている。とはいえ、台風が発生しやすい気象条件の絞り込みができるようになってきたということであり、いつ、どこで台風が発生するかを特定するには至っていない。また、予測に関しては進路予測もかなり精度が高くなってきている一方で強度予測はまだ精度がよくない。地形、台風を取り巻く大気の状態、そして台風そのものなど多くのパラメータが非常に複雑に絡み合っているためであるという。コンピュータによる数値予測のグリッドを細かく設定することで精度が向上することが示されてはいるが、恒常的な予測に用いるにはまだ難があるらしい。台風についてかなり分かってきている一方で、まだまだ分かっていないことも多いように感じた。