【感想・ネタバレ】ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎のレビュー

あらすじ

無限の広がりを持つ宇宙と、極小を描き出した素粒子の世界。両者が実は密接に関連する様子を明らかにした宇宙物理学にあって、ニュートリノは宇宙創生の謎を解く最も重要な役割を担っている。「身の回りにおびただしい数が存在しているのに、未だ捕まえることのできた数はごく僅かである」「飛んでいる間に次々と別のタイプに変化する」……数ある素粒子の中でも、異彩を放つニュートリノ。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊に続き、著者は研究を主導し「ニュートリノ振動」などの世界的難問を解決した。第一人者が、最新の素粒子物理学とそのスリリングな実験現場を、数式を使わずにわかりやすく解説する。【目次】プロローグ 宇宙の謎を解く素粒子ニュートリノの「魔力」/第一章 ニュートリノとは何か/第二章 「ニュートリノ天文学」の扉を開いたカミオカンデ実験/第三章 ニュートリノに質量はあるのか スーパーカミオカンデとカムランドの功績/第四章 素粒子の統一と宇宙誕生の謎/第五章 これからのニュートリノ研究/あとがき

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Posted by ブクログ

元東北大で、今はKEKのボス(なんですね)の鈴木厚人さんの本。
何年も前に小柴昌俊さんのノーベル賞受賞で脚光を浴びたカミオカンデ。
そのカミオカンデ、そしてスーパーカミオカンデ、さらにカムランドには責任者として関わってきただけに、素粒子実験、そしてニュートリノの話はとても面白い。
各理論についてもわかりやすく説明されており、高校生とかに読んでもらいたい内容である。
やはり個人的に、研究者として生きていけるのであれば、それが1番幸せなのだろうなと思う。
とてもおすすめ。

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2014年09月23日

Posted by ブクログ

物理の威力を痛感。ニュートリノの虜に。人類史の最先端にいることを本書が教えてくれた。興奮した。

・太陽の表面まで光は100万年かかる
・星の重力崩壊のメカニズム
・強い力のあとにビッグバンがあった

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2013年12月27日

Posted by ブクログ

カミオカンデの奇跡は至る所で語り草となっているが、実際の観測当事者による説明は臨場感があって面白い。観測3分前まで点検のため装置を一時停止していた話とか、論文に間違いがあって郵便局に急いだとか。

「カムランド」という装置ははじめて知った。

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2015年10月31日

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