【感想・ネタバレ】アノネ、 上巻のレビュー

あらすじ

あの世界大戦中……。隠れ家で生活する花子は秘密の部屋で謎の青年と出会う。「アンネの日記」から着想を得た、完全フィクション・ストーリー!!

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Posted by ブクログ

アンネフランクとヒトラーをモチーフにしたフィクション。

これを読む直前にアンネの伝記を読んでいたので、フィクションだけど、アンネはそのままで、わたしの頭の中にいたアンネとぴったり重なりました。

少女の希望や憧れの強さ、脆さ、明るさ、残酷さ、それが当たり前のようにすべてがいっしょに存在する矛盾がさらさらと描かれていて、胸がきりきりしました。

収容所での生活は、もちろんアンネの日記には残っていないし、そこから生き残った人もわずかで語り継がれていくことは難しいですが、事実から想像し、思いを馳せることはしていかなければならない、と思いました。

今日マチ子さんの現実と想像の混ぜ具合がとてもすきです。

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2015年02月08日

Posted by ブクログ

下巻が品切れでまだ入手できてないのに上巻を読み始めてしまった、一気読み。つらい。ひたすらつらい…でも風化させてはならない出来事。

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

太郎と花子の白い部屋のくだりの意味がよく分からない。ファンタジー化し、日本人におきかえているが現実におきた史実。ユダヤ人だというだけでバッチを付け、差別しゴミのように殺させた。ヒットラーは、どうしてこんなことを。人がどこまで残酷になれるかを思い出させる話。

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2018年03月29日

Posted by ブクログ

偽史ものでもなくファンタジーでもなく幻想でもない、なんとも言えない角砂糖の中の世界。
どうなんるんだこれ。

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2013年03月18日

Posted by ブクログ

ずっしり重い塊を飲み込んだみたい。読み終わっても噛み砕くのにもう少し必要かも。

日本人の少女を主人公に置き換えているのに、リアルさがすごい。
Twitterで取材の様子がずっと書かれていたけど、それがありありとわかる。

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2013年01月28日

Posted by ブクログ

パラレル・センソー・ワールドね。なんかしっくりこないなぁ。
アンネの日記とヒトラーの伝記を下敷きにして、今日マチコが描く。
戦争ものはなんとなく距離を取りづらくて苦手意識がある。それでも読むんだけど。
戦争と日常、あるいは非常と普通の境の曖昧さ。アナログな繋がりやそれを痛々しく思えることは忘れずにいたいかな。
なにやら考えがまとまらないので下巻までに自分のスタンスを考えたい。

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2012年12月24日

Posted by ブクログ

"「このときに備えて隠れ家を用意しておいた
今晩のうちに引っ越そう
花子もすぐに荷物をまとめなさい」"[p.33]

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2018年05月26日

Posted by ブクログ

未来を信じることで現実の恐怖から目をそむける少女と
思うままにならない人生に憤る少年が
夢の中の小部屋で共依存的な関係を結ぶ話

少女の境遇はアンネ・フランクのようであり
少年のそれはアドルフ・ヒトラーに似ている
若く美しく、未来への可能性にあふれ
そして何より無知ゆえに、ふたりは傲慢だった
そんな彼らが恐れているのは、現実に存在するいかなる脅威よりも
みずからの凡庸さを認めることにほかならなかった

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2014年10月29日

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