【感想・ネタバレ】八十八夜物語 1のレビュー

あらすじ

夏も近づく八十八夜。野にも山にも若葉がしげる。古い歌を口ずさむたびに、亡き母の言葉がよみがえる。「一年のうちで、いちばん美しい季節が八十八夜の頃。あなたの人生の八十八夜を大切に……」。加納妙子、23歳。この美しい季節を無駄にすごせない。殺風景なオフィス、平凡な男たち、ありふれたOL生活に別れを告げようと思った。

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Posted by ブクログ

ルヰのマスター仙田を中心にした「雨やどり」〜「新宿馬鹿物語」のシリーズが新宿を舞台にした一種後ろ向きな懐かしさを追った物語なのに対して、執筆時期がバブル期であったこと、掲載誌が女性誌であったことなどから前向きの女性の物語として結実したのが「銀座」を舞台にしたこの「八十八夜物語」主人公はある日、OLの生活に疑問を感じていきなり夜の銀座で生きていくことを考える。髪をシニヨンにしてバーのカウンターから始まって着実にホステスの階段を上がって行く物語。

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2011年08月19日

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