あらすじ
妹と、幼なじみの少女の3人で秋葉原を訪れたあなたが駅の改札を抜けると、街の様子が何かおかしいことに気がついた。普段通りの秋葉原のようでいて、どことなく「瘴気」のようなものが漂っているのだ。緩慢に周囲を通り過ぎる人々からも、まるで生気が感じられない。言い知れぬ不安を感じたあなたは改札に戻って電車に乗ろうとするが、プラットホームには無人の電車が止まっており、動く様子はない。あなたたちが戸惑っていると、ホームで不安げに周囲を見回す少女がいた。少女を仲間に加えたあなたは、4人で秋葉原からの脱出を試みるのだが……!脱出ゲームの楽しさをライトノベルの世界で実現。選択肢をふんだんに盛り込んだ「ゲームブック」形式で進行する、マルチエンディングの新感覚ラノベが誕生した!
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Posted by ブクログ
時空の歪みにより秋葉原に閉じ込められた主人公、血のつながっていない妹、幼馴染、町で会った発酵女子(?)の四人が、携帯に送られてくるヒントをもとに町からの脱出を図る話。
特徴はなんといってもゲームブック形式であるという点。読む間に選択肢があり、それにそって物語を進めることで毎回違うエンディングにたどりつける点が面白い。私も子供の頃、「ウィザードリィ」等のゲームブックにハマっていた時期があったが、そのときのことを思い出して懐かしかった。
それ以外にも、現実の秋葉原にある地名や店名について、とても詳細に書かれていたのが印象的。秋葉原に通っている人なら、これを読むとプラスアルファの楽しさが得られると思う。
個人的には、「適度に発酵した女子のあやめさん」が好き。