【感想・ネタバレ】歴史問題は解決しない 日本がこれからも敗戦国でありつづける理由のレビュー

あらすじ

「もし永遠に敗戦国のままでいるのが嫌ならば、歴史問題の本質に向き合うべきである」――新進気鋭の論者が戦後を終わらせるべく、日本国民に覚悟を迫る。日本を敗戦国のままにさせる体制=戦後レジームからの脱却を、いったい日本以外のどの国が望むのか? 中国、韓国はもちろん、アメリカでさえ本音では望んでいない。安倍晋三内閣が仮に六年続くとしても、歴史問題の解決に六年間は短すぎる。むしろ、そのような期待を抱くほうが日本の国益に反するであろう。序章 安倍内閣が「歴史問題」を解決できない理由第1章 近代の前提――歴史問題を解決させたくない第2章 ウェストファリア体制と反近代の衝動第3章 ヨーロッパ近代の成立と身勝手な「文明」の押しつけ第4章 総力戦では歴史認識こそが最大の武器第5章 日本は敗戦国から抜け出せないのか終章 敗戦国から抜け出す方法

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本が敗戦国から抜け出すためには、
日本国憲法と東京裁判を見直すことだとの主張らしい。

東京裁判は、勝者による敗者の一方的断罪との理解はかなり広がっていると思うが、日本国憲法を大日本帝国憲法にまで戻すというのは、日本人の議論下手、議論しない気質から考えると殆ど不可能と思える。

ヨーロッパの歴史を学ぶには勉強になったが、日本の現状を変える意見・ビジョンとしてはクエスチョンである。

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2018年05月20日

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