【感想・ネタバレ】オープン・ハート あなたの地獄を天国に変えるためにのレビュー

あらすじ

まずありのままの自分を肯定する――。レイプで処女を失った美菜。父親から性的虐待を受けて育ったなつみ。華道、極道を経てAV業界に流れ着いた著者・代々木忠。三人の人生から浮き彫りにされる、心と性と生の関係とは? 「かくあるべき」という概念に縛られた現代人のための特効薬。長年を性の現場で過ごしてきた著者による癒しのメッセージ。

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Posted by ブクログ

「読んでいるだけで癒された。」
これが読後一番最初に思い浮かんだ感想である。
本の前書きには、「理性と概念思考の混同が随所に見られたため、改稿することも考えた」とあったが、だからこそ文章全体に著者自身の心の葛藤が伝わってきて、自然に心を動かされた。

前作、『プラトニック・アニマル』を読んだことが、私をこの作品に導いている。そして本作の『オープン・ハート』では、アニマル的な肉体の世界から、よりハート的な精神世界に焦点が当てられていて、単にAV撮影秘話を聞いているという感覚はまるで無い。

本書では、AV監督代々木忠氏と性的トラウマを抱える女性たちとの交流において、彼が人の心の闇に強い関心を抱き、実際に彼女たちの心を開こうと対話やSMプレイ、時には催眠術などの様々な方法を試みた様子が記されている。
しかし、彼は一体なぜ、そうまでして彼女たちの心を開こうとしたのか。
そこには著者である彼自身の激動の生い立ちや満たされなかった思いが深く関与していた。

人間社会で生き延びながら、本当の意味で幸せでいることはどういうことかについて、自問自答しながら、読者に語りかけてくる作品。

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2020年09月20日

Posted by ブクログ

感情を解放するには、セドナメソッドよりこちらの方が自分に合っていました。
要点をエバーノートにまとめ、週に一度は読み返しています。

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2012年09月25日

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