あらすじ
「源泉徴収とか確定申告ってややこしい」。そんな人こそ、チャンスだ。税の世界は知った者勝ちなのだから。本書は元国税調査官が、最小の労力で最大の効果を上げる裏ワザを伝授。「ふるさと納税」「禁煙・薄毛・ED治療」「税務署員にグレーゾーンを認めさせる方法」等々の“悪知恵”を身に付けて、大増税時代を生き抜け。これでもうお上の“詐欺”には、だまされない!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
このシリーズの3作目。
少し前のものですが、再読です。
今までの中で、サラリーマン(一般会社員)向けとして一番実用的でした。
知ってる部分もありましたし、過去のシリーズで書いてある部分も反復できるため役立ちました。
Posted by ブクログ
日本は高額所得者に優しく、中間以下の所得者に厳しい。
これが率直な意見だ。
これはあとがきにも記載があった通り、中間層以下が税金に対して疎く、高額所得者は非常に機知に富んでいる上、政府に対しての影響力が大きいからだろう。
そんな中で、この本は「税金をいかに安くするか」を考える意味で非常に有意義なものだった。
保険を例にあげると、生命保険と国民年金保険を別個で加入すれば、それぞれに税控除が受けられるというのも、全く知らなかった。
医療費控除も含めて、勉強になった。
折しも来週から確定申告が始まる。
株関連で税務署に行くのだから、これを機にもっともっと勉強してやる!
Posted by ブクログ
古い本だが浅く広くといった感じで税金について学べる。
今まで何で支払っている税金を把握していなかったのか、と疑問に感じた。
著者が主張してい税金にもあいまいな部分がある、というのは興味深かった。
Posted by ブクログ
税金について知らないこと、所得税が多めに取られていることや、申請しないと返金されないこと、税金の仕組みなどがわかりやすく解説してあった。
早速、個人年金をやってみようと思う。
Posted by ブクログ
個人的に今年が住宅ローン控除の初年度となることから確定申告についての情報を集めようとアンテナを張っていたところに、やたら日経新聞の広告欄で掲載され目についたため購入してみた。節税マニュアル的なものは雑誌の特集なんかで十分だとは思ったものの、丁寧な図解やかわいらしいキャラクターの説明よりも、小難しい文章の方が僕自身の性に合っているとの判断は、半分正解。半分予想外。
著者の大村氏は、元国税調査官として10年間の勤務経験のあるいわゆる税金徴収の本家本元。そんな彼が語る“税務署職員がやっている節税対策方法”これが本書の売り。「あんなことやこんなことで税金の還付が受けられますよ!」をこれ見よがに列挙しているあたりそこらに出回っている雑誌の特集となんら変わりはない。このあたりは想定内。とっておきの情報であるかの如くふるさと納税について言及しているものの、これも既にお昼のワイドショーで確認済み。大した新鮮味はない。が、だからと言って僕自身が自分の支払い税金がいくらであるかを知っている訳ではなく、いくらになるかの計算式を知っている訳でもないため、その情報が“有用or無用”の評価を下す権利は持ち合わせていない。
税金について無知な人間が、「あ、これは雑誌で見たことあるもんね!」とドヤ顔したところで、その書籍の評価を著しく下げるわけにはいかないのである。当然、雑誌で得られる知識ですよ!と言いながらも雑誌に載っている知識すらも知らない僕ですから、随所に参考となるアドバイスがちりばめられていた。その一つ一つをここで紹介しても仕方がないことなので、備忘録も兼ねて、次年度の確定申告に向けた僕自身の動き方を記載してみる。
1. ふるさと納税には3万円くらい使う。なるべく付加価値的かつ日常的な特産品を頂戴する。
2. 実の従兄弟の子供や祖父母の兄弟から嫁の叔父叔母まで、年収158万円以下(65歳未満の場合は108万円)で誰の扶養にも入っていない人を見つけ扶養へ加える。
3. 民間の個人年金保険、介護医療保険にそれぞれ8万円/年、加入する。(還付金を利回りに含めればこんなに率の良い金融商品はほかにない!らしい)
4. サラリーマン交際費(特定支出控除)を利用するため、通勤費、仕事に関わる書籍代、取引先との飲み会代、資格取得費などで年間70〜100万円くらい使っているかを確かめる。
5. 医療費控除マスターになるべく、全ての診療記録を保管、“予防ではなく治療”のための市販の風邪薬、栄養ドリンク(医薬品)、シップなどを購入した際の領収書も取っておく。
6. 掛かりつけのドクターから“温泉療養指示書”をもらい、全国にある温泉療養施設(18か所)のいづれかを利用する。その際の交通費も領収書を取っておく。
これくらいだろうか。尚、上記については真に控除の適用条件に該当することが大前提だ。まぁ、これだけ必死に一年間節税対策を行ったとしても、住宅ローン控除には遠く及ばず、労力に見合う還付を得られるのか甚だ疑問ではあるが、銀行員という職業柄、人様のキャッシュフロー、支払税金に対してとやかく言わせてもらっているのだから、『面倒くさい』で片づけて良いこともない。
ともあれ、おかげさまでサラリーマン確定申告については本書の知識のみで十分にファイナンシャルプランナーなる方々と対等(もしくはそれ以上)に語ることが出来る知識を得られたのではなかろうか。税務署にしろ保険の営業マンにしろ、その商品に対してこちらが“知恵”を有していない場合、それは“客”ではなく“カモ”に違いない。本書は僕を“カモ”から脱却させてくれた。。。のではなかろうか。少なくとも税務署にとって“ネギ”では無かったことは確かだ。
Posted by ブクログ
元国税調査官の著者が、最小の労力で最大の効果を上げる裏技を教えてくれます。
「ふるさと納税」「医療費控除」など、具体的に展開して、理解を促します。
税金は工夫して納める必要がある!と改めて実感しました。
日頃、税金を意識しない方には、是非、一読をお勧めします。
Posted by ブクログ
医療費の確定申告をするにあたって、サラリーマンに関する税金の話がまとまっていたこの本を購入。とても参考になった。
個人年金がお得とか、住宅を購入した方が良い、等々はもう少し丁寧に書いて欲しい。色んな前提を飛ばしすぎな感じ。
Posted by ブクログ
分かり易かった。企業年金が確定拠出になったりと、大人になるに連れて知らないこと即ち負けになるので、自分を守るためには知るしかない。ロバート・キヨサキに影響されている自分ですが、賃貸持ち家論争で、賃貸費用には修繕費などがすでに組み込まれているので修繕費がかからないのは賃貸のメリットにならないという観点は面白かった。あと、最後の税務署への憤りコーナーが単純に面白かった。
Posted by ブクログ
近いうちに住宅ローン控除を確定申告申告するため、勉強用に手に取りました。
ふるさと納税や医療控除など、自分が知らない節税方法が、わかりやすく纏まっています。
今年は早速、ふるさと納税を試してみようと思います。
Posted by ブクログ
ネットで調べれば得れる情報ではあるものの、それらがまとまっており、私のような税金に無知な人間には、入門編としてわかりやすかったです。
この本と自分の源泉徴収票を見ながら、所得税、住民税を計算してみることでより理解が深まります。
私が実際に使えそうな節税術は、ふるさと納税くらいではありましたが、税金や各種控除の勉強となったため、読んでよかったと思います。
Posted by ブクログ
医療費控除と住宅ローン控除で確定申告を予定しているため、読んでみました。WEBで得た情報よりも整理されており、控除の仕組みだけでなく、具体的な申請方法もカバーされており、非常にわかりやすかったです。不安だった確定申告が少し楽しみにさえなりました。
非常に平易な日本語で書かれているので、スラスラと頭に入ってくるし、1日で読めます。
Posted by ブクログ
一般会社員が確定申告で戻せる税金について解説。お小遣い程度の金額ではあるが確かに源泉徴収額からは減らせる税金はある模様。1番最初の話題である、ふるさと納税は確かにお得ではあるがそもそも若干の持ち出しが必要である。2番めの話題である、住宅ローン減税も額としては大きいが、目新しい感はゼロ。自営業者と比べてこんなにも一般会社員の節税方法は少なくガラス張りなのだと改めて感じさせる内容であった。
あとは医療費控除など該当する人の割合が少ない話題ばかり。確定申告もしたこともない本当の初心者向けの本。
Posted by ブクログ
レビューを見ても、絶賛というものはなかったが、ガラス張りと言われるサラリーマンの税負担で、何か工夫はできないかと本書を買ってしまった。医療費控除は、持病があってナンボのもので、今のところ健康体な自分には関係なさそう。サラリーマンの障壁となっているのは確定申告だろう。休みを取って税務署に行き、1~2万円程度の還付では、面倒くささが先にたってしまう。住宅取得については、なるほどと思わせるものがあった。また、最終盤の「税務署員はすべて正しいとは限らない」などは税務署と渡り合う際の参考になる(笑)
Posted by ブクログ
まえがき――大増税時代に対抗する方法
序章 あなたの税金も必ず安くなる! ――まずは実例10連発!
第1章 “ふるさと納税制度"を使えばだれでも節税できる!
第2章 あなたは一体いくら税金を払っているのか?
第3章 サラリーマンの節税スキーム
第4章 禁煙治療、温泉、整体、栄養ドリンク――医療費控除は裏ワザがいっぱい
第5章 家はいつ買うのが一番有利か?
第6章 サラリーマンの税金還付はメチャクチャ簡単!
あとがき――「お国のため」に節税をしよう!
Posted by ブクログ
知らなかった所得控除のことがたくさん書かれている。
よし、わしも確定申告!と勇み立ったが、今のぼくの所得税率は5%なので、そうそう大金が返ってくることもなさそう。
世の中の仕組みをちゃんと知ってないと大損するとシミジミ・・・
Posted by ブクログ
●「消費税は、収入の高い人ほど負担率が減る税金。こんな不公平な増税が、なぜ通ってしまったのか。それはサラリーマンが税金に関して無知だったから」と筆者はあとがきで述べている。税制に関しての知識がないと、余計なお金を支払う羽目になることがよく分かった。
Posted by ブクログ
ふるさと納税→納税額から2千円引いた額=住民税の1割になる様に納税するとお得。
ex)年収600万なら住民税34万の1割なので3.4万までふるさと納税すると良い。
社会保険料、生命保険料も控除ギリギリの値段の支払いをしていたら、それぞれ実質1万円ずつの節税になる。
扶養家族は1人増やせば11万円の節税。
Posted by ブクログ
さっくり読めます。
払わなくてもいい税金は払わないでよいと思います。
別の形で社会に貢献すればよいのですから。
黙っているとルールよりも多く取られっぱなしになりますし、肝心な部分はだれも親切に教えてはくれないので、まずは全体的に税金を正しく計算するための知識が必要だと思います。
ふるさと納税の限度額の計算は、平成27年から変わっていますので、そこだけ注意してください。
Posted by ブクログ
まあいろいろ節税アイデアは
あるが、ふるさと納税が最強かな。
逆に言うとサラリーマンが取れる策は
やはりこの程度かというのが正直な感想。。
医療費控除や保険控除は税金減るけど
出費も増えるからな。個人年金が
一般生命保険と別枠控除を知ったことが収穫。
加入検討してみようと思います。
Posted by ブクログ
大村大次郎著「サラリーマンの9割の税金は取り戻せる」中公新書ラクレ(2013)
*ふるさと納税の基本的なしくみを利用するのも大きなメリットです。自己負担2千円で2万円相当の特産品がもらえる裏技もあります。あるいみ究極の節税術なのです。これは自分が好きな自治体に寄付をすればその分、所得税、住民税が安くなるという制度です。具体的には、自治体に寄付をすれば、所得税、住民税などが寄付金からマイナス2千円した額がかえってくるという制度です。たとえば3万円寄付した場合は、2万8千円が戻ってきます。それならが、2千円マイナスではないかと思う人もいるでしょう。実はふるさと納税を利用して自治体に寄付をした場合は、自治体がお礼として特産品を送るという制度があります。
*住民税は所得にたいして10%に課される所得割と、だれもが均等に課せられる均等割の合計になります。均等割は全国一律4千円ですが、各都道府県、各市区町村によって若干の上乗せ税があり、だいたい5千円前後となります。そのため、住民税額から5千円を引けば住民税所得割のだいたいの額がでてくるのです。
*祖父母の兄弟でも扶養控除に入れることがあるです。税法では、6親等以内の血族、もしくは3親等以内の姻族ということになっています。公的年金収入者の場合、65歳以上の人は年金収入が158万円以下であれば扶養にいれることができるのです。
Posted by ブクログ
【税金に無知であってはならない、と】
僕は損得勘定があまり得意ではない。けれど小金が手に入ると普通に嬉しい。この本は、まさにそんな人向けに書かれたものであろう。冒頭はふるさと納税。毎年やろうと思いながら、結局まだやったことがない。しかしこの制度、なんとさもしいものであろうか(やろうと思ってんだけどさ)。
縁もゆかりもない「ふるさと」に、お礼目当てで寄付をする。そうするとモノが送られてきてうれしい。寄付金額は一定額が控除できるのでうれしい。みんな得する制度のようにみえなくもないが、これ長続きするのかな。
と、ふるさと納税ばかり書いちゃったけど、本書は医療費控除や住宅関係の控除などのテクニックを通じて、「税金を知らないということは政治家になめられる」ということを訴えます。まあ、サラリーマンからぶんどるのが楽だからね。こういうテクニック本が出まわって穴がふさがれて、また裏技が見つかって、という繰り返しのうちに、人生が終わってしまう。
Posted by ブクログ
税金のことはほぼ無知だったため参考になりました。前半は自分の源泉徴収票を教材に実際に計算しながら、後半は流し読みで。とても読みやすかったです。ふるさと納税は利用してみたいですね。次こそは確定申告してみよう。父母に収入を聞いて扶養に入れるか検討します。住宅ローン減税の概要も知ることができました。
Posted by ブクログ
今まで筆者が書いてきたものをサラリーマンがターゲットとして、再構成しなおしたような内容。
医療費控除やふるさと納税などはすぐに使えるかもしれないので、知識として知っておく価値はあるかなと思う。