あらすじ
民よ、女王様は死の淵から蘇った!
週刊文春連載作品。単行本からの電子化作品です
死ぬまでに、めくるめくセックスをしたい! とジタバタしていた女王様を襲った突然の体調不良。まず食欲がなくなり、歩行困難となって病院に行ったら、まさかの入院、検査漬けの毎日に。原因がわからないまま、呼吸が止まり、心肺停止となって万事休す! しかし、神は女王様を見捨てはしなかった。全国のうさぎファンの祈りが天に通じ、死の淵から見事、生還し、週刊文春連載も再開の運びに。女王様、ドラマより劇的な復活の記。
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Posted by ブクログ
重い話になるが
『死はむしろ煩わしい生からの解放であり、私にとっては救いである。死ぬのは一向に構わんが、死ぬ際に苦しむのは嫌だなぁというのが目下の本音なのだ。』
『死ぬことよりも、死ぬ時に痛かったり苦しかったりするのが怖いだけじゃない?眠っているうちに安らかに息が止まるなら、べつに明日死んでもよくないか?』
激しく同感した。
全く私が考えていたことと同じでビックリした!
とくに生きたいと感じたことはない。
というかむしろ1日に一度は死について考えてるいるから。
『メメントモリ』のこともそうだけど
みんなはそこまで死について考えてないのか?
まして10代や20代でこんなことを
考えているなんて珍しいのか?
著者も「まだ輝かしい未来がある若者はそこまで考えてないかもしれないが…」
というのようなことが書いてあったので
他の人にも聞いてみたところ
あまり考えてないようだった。
私が毎日考えていることを
私世代の人達はあまり考えていなかったなんて!
「生きるのが面倒くさい」
「何もかもが嫌になる」
わたしも最近、
このままあの世に行けたらと突然思うことが多々ある。
辛い時とかじゃなく
本当に何気無い時に過るの。
夜、寝ようとベッドで横になって
外を見ていて
ベランダをみて
飛び降りたくなる衝動に駆られことが何度かあった。
わたしだけかと思っていたが
他にも思ってる人がいたなんて
意外な発見だった。
この著者のように
客観的に物事を見れたらいいのだが
自分にはまだそれができない。
それができれば
たとえ傷ついても
もっと早く立ち直れるだろうな。