あらすじ
システムの土台となるIT インフラの仕組みを本質から理解する
本書は大好評「絵で見てわかる」シリーズの新刊です。今回は大多数のエンジニアにかかわりがある“ITインフラ”がテーマです。複雑化する現代のエンタープライズシステム構築において、自分の担当外の領域ではどのような仕組みで動いているのか、理解しづらくなっています。本書では、執筆者自身が学んだ経験を生かし、基盤技術をどのようにとらえれば理解しやすいのかを意識して解説しています。
マクロの視点からミクロの視点へと解説を進めており、システムの各部分に共通する原理(仕組み)を無理なく、本質的に理解することができます。今回も図や写真を豊富に掲載し、実務経験が浅い読者にもイメージを作りやすいように配慮しました。インフラ担当者はもちろん、アプリ開発者、DB管理者にもおすすめの内容です。
※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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Posted by ブクログ
この本すごく分かりやすいです。インフラ系の方で、はじめてシステムや内部がどう動いているかを理解するには良いのではないでしょうか?
自分も今まさに手順書などの文字だけでシステムの動きを説明を受けたりしていますが、この本は専門用語自体の、具体的な動きがタイトル通り絵で見てわかる、と自分でも思いました。職場の上司から貸して頂いた本ですが、思わず新装版の電子書籍版も購入してしまいました。
Posted by ブクログ
SE必読。一つ一つのトピックは概要レベルだが、全体通して抑えておくことが大切な内容。これくらいは抑えておかないと、SEとしてどうなんだ?というレベル。網羅的に記載されているので、知識の欠損が発見できて良い。
Posted by ブクログ
古い版だが読みごたえがある。図解もいい感じ。スレッドやプロセスとして出てくる棒人間・カーネルのあたりが他の本より踏み込んだ感じがして理解しやすい。
・インフラアーキテクチャを見てみよう
・サーバーを開けて見てみよう
・3層階層型システムを見てみよう
・インフラを支える理論の基本
・直列/並列
・同期/非同期
・キュー
・排他制御
・ステートフル/ステートレス
・可変長/固定長
・データ構造(配列と連結リスト)
・探索アルゴリズム(ハッシュ/ツリーなど)
・インフラを支える理論の応用
・キャッシュ
・割り込み
・ポーリング
・ピンポン
・ジャーナリング
・レプリケーション
・マスター・スレーブ
・圧縮
・エラーチェック/誤り訂正
・システムをつなぐネットワークの仕組み
・止めないためのインフラの仕組み
・性能を引き出すためのインフラの仕組み
Posted by ブクログ
ITインフラについて、構成される要素技術や、耐障害性の仕組み、性能の考え方が記載されている。
個人的な収穫としては、ハードウェアの仕組みを体系的に学ぶことができたおかげで、性能のボトルネックについて、すんなり理解できた。
Posted by ブクログ
もうちょっと簡単な入門書と思って手に取ったら、かなり本格的で手強かった。
でも、知らないことや何となくしか分かっていなかったことも多く、勉強になった。
最後が、特にまとめも振り返りもなくあっけなく終わったのがちょっと意外だったが。
Posted by ブクログ
基礎的な内容を浅く広くだけど、最新の動向とかではなく、ほとんど変わらない構造や考え方が中心でわかりやすい内容。最近特にインフラと離れたことをしているのでちょうど良かったかも。
Posted by ブクログ
自身の知識の確認と、初心に戻る!という観点で購入した一冊。
著者のよく知っているからこそ使える”たとえ話”に唸ってしまうぐらいわかりやすいと感じた。内容はあくまでテクニカルであるが、アプリではなく基盤という題材をうまく説明していて、見積もり等で非常に参考になると思った。
ほとんどの内容は知っていたが、部下や後輩にもおススメしたい良書。
Posted by ブクログ
帯に書かれている(高性能・耐障害性を支えるシステム基盤)が本書のメインテーマ。7章が耐障害性、8章が高性能。他の章は基本の説明。
ベテランも頭の整理や誤って学習したことのアンラーニングにお薦め。
Posted by ブクログ
ITインフラのお勉強。
・帯域とは
本来は、周波数帯域の事を指しますが、ITインフラで呼ばれる場合は少し異なり、帯域とはデータ転送能力を指します。帯域は、「一度にデータを送る事ができるデータの幅(転送幅)」×「1秒間に何回送る事ができるか(転送回数)」で決まります。また、帯域は「スループット」と呼びます。
・プロセスとスレッド
プロセス メリット 個々の処理の独立性が高い
デメリット 生成時のCPU負荷が高い
スレッド メリット 生成時の負荷が低い
デメリット メモリ空間が共有されるため、意図しないデータの読み書きが発生し得る
・同期/非同期とは
2000年台中盤からGoogleマップなどAjax(Asynchronous JavaScript+XML)を使ったWebサービスが数多く登場し、「非同期」というキーワードを耳にする機会が増えたように感じます。Ajaxの「A」は「非同期」という意味です。
同期は他人に用事を依頼してから終わるまで何もせずに待つため、その間にほかのことをできないが、依頼した用事が終わったかどうかを確実に確認できる
非同期は終わるまで待たないので、並列で用事をすることができるが、依頼した用事が終わったかどうかを確認したい場合は別途確認しないといけない
・ポーリング
定期的な問合せ。定期的に問い合わせることで、相手がどんな状態なのか、どんな要望を持っているのかを知ります。
・耐障害性
故障、障害によりサービス停止が起こりにくいこと
故障、障害が発生しても復旧できること
→コンポーネントの冗長化
故障、障害が発生したことを検知できること
→コンポーネントの監視
故障、障害が発生しても、データが保護されること
→データのバックアップ
Posted by ブクログ
読め―、と言って渡された本。
絵があるので分かりやすかったです。
なんとなーく分かってたところが、理論的に理解できた箇所もありました。
まだまだハテナな箇所もあるのでまた再読しよう
Posted by ブクログ
内容としては結構悪くない。
しかし、説明が足りなかったり、タイポが沢山あったり、日本語が曖昧だったりして読みづらく、フラストレーションがかなり溜まる。
Posted by ブクログ
インフラの概要について書かれた本。
図解も非常に多く、概要をつかむには十分です。
私はアプリ側ですが、非常に分かりやすかった。
ただ、誤字脱字が多く、若干読みづらいところがあった。
もう少し改訂してもらいたいところです。
個人的にはレスポンス計測時の切り分け方が分かって
満足できたかな。
レスポンス問題のチェックポイント:
・画面からのリクエスト送信までの時間
・ブラウザ⇔Webサーバの通信時間
・Webサーバ上の処理時間
・Web⇔APサーバの通信時間
・APサーバ上の処理時間
・AP⇔DBサーバの通信時間
・DBサーバ上の処理時間
・結果描画時間
以前計測したときは、描画時間が遅いという結論に至った。
ただ、原因を特定するのに苦慮した覚えがある。
結局はアプリで気づく範囲で修正しただけであり、
根本原因を解決するには至らなかった。
機会があれば、詳細についても学ぼうと思う。