あらすじ
“LACEの法則”でみるみる問題解決!
世界一わかりやすい「理系」スキルの物語。
あなたは理系タイプですか? それとも、文系タイプですか?
この本でご紹介する「理系アタマ」とは、いわゆる学校で区別される理系・文系とは少し違います。
「理系アタマ」を構成するのは、ビジネスを中心にあらゆる場面で「物事を体系立てて考える」ために欠かすことのできない4つの力。
それが、「論理力(Logic)」「抽象力(Abstraction)」
「計算力(Calculation)」「実験力(Experimentation)」です。
一般的にビジネスのノウハウとして重視されがちなのは「営業力」や「コミュニケーション力」といった「文系アタマ」の要素ですが、
実際に仕事の現場で成果を出しているビジネスパーソンというのは、どちらか一方の能力だけに偏るのではなく、
両方の能力をバランス良くもっているもの。
それを、著者は「理系アタマ」の4つの能力の頭文字をとって“LACEの法則”と名づけました。
この本では、いかに「理系アタマ」を具体的な場面で活用していけばよいかが、物語を通して学べるようにわかりやすく書かれています。
理系的な考え方が苦手だと思ってあきらめていた方も、
ぜひこの本で主人公の“国分君”の気持ちに立って、理系スキルの基礎を身につけていってください。
*目次より
プロローグ
第1章 なぜなぜ坊やになろう!(論理力1)
第2章 風が吹いても桶屋は儲からない(論理力2)
第3章 自分法則を発見しよう(抽象力1)
第4章 パターン分けしてみよう(抽象力2)
第5章 難しい暗算はやめよう(計算力1)
第6章 目安を知ろう(計算力2)
第7章 早食いは儲かる?(計算力3)
第8章 とにかくやってみる(実験力1)
第9章 同じ失敗を繰り返さない(実験力2)
第10章 終わりのない楽しさを味わう(実験力3)
エピローグ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ストーリー仕立てなので読みやすい。
もう少し、キャラを引き立たせても良かったかも。それから手法やフレームワークについてももう少し突っ込んで解説がほしかったかなあ。
だけど、はじめて論理思考とかピラミッドストラクチャーとか学ぶ人にはいいと思います。
Posted by ブクログ
理系的な思考プロセス:LACEの法則
・論理力(Logic)
?「なぜ」を繰り返す→真の原因が見えてくる→根本的な原因を突き止めることができれば、問題を解決することができる。
?演繹と帰納、三段論法と確率のかけ算
・抽象力(Abstraction)
?共通点を見つける→マトリクス型の表に整理する→ルール化する
?分類とパターン化、MECE
・計算力(Calculation)→フェルミ推定
・実験力(Experimentation)
?仮説を立て、検証する→SMARTの法則(Specific:具体的、Measurable:計測可能、Agreedupon:同意、Realistic:現実的、Timely:期限)
Posted by ブクログ
著者は
理系的な思考プロセスに欠かせない
論理力 Logic
抽象力 Abstraction
計算力 Calculation
実験力 Experimentation
の頭文字をとり 理系アタマのLACEの法則 と名づけました
本編は
論理力 抽象力 計算力 実験力
をテーマに 小説時立てで 話が展開していました
AID(M)Aの法則
SMARTの法則
PDCAサイクル
また
売上の計算予測
分類 ミッシー
など ビジネス書によくでてくるフレームワーク
を 実際にどう遣うのか 理系の基本的な考え方はどういった方法なのか
が分かりやすく 書かれていました
Posted by ブクログ
中身も見ずに自分が理系だからという理由でなんとなく買ってみた一冊。思っていたよりビジネス本で驚いた。厚みの割にすらすら読めてなんとなく共感・納得できる部分もあったので面白かった。当たり前といえばそれまでだけど改めて意識するにはいい本だと思う。個人的には「帰納」と「演繹」の考え方を意識して使うことは重要な気がした。
Posted by ブクログ
職場のチームメンバーで文系出身なのに、理系のように物事を考えれる人がいて学べることが多いので、前から読みたかった本ですが、今手に取りました。
小説仕立てなのでポイントのみ速読しました。
・なぜを繰り返し唱える
・確率のかけ算で予測する。
例:チラシを店に置いた→店に来る客が何%、何%がチラシを手に取る、何%がWebをさらに見る…など
・売れるショップ、どこで売れるかなど、傾向をルール化して表などにする
・お店を観察して売上予測する
例:単価×回転(平均滞在時間)
・SMARTの法則
S Specific
M Mesurerable
A Agreed Upon
R Realistic
T Timely
Posted by ブクログ
1つのプロジェクトのスタートから成功までを通して、
論理力、抽象力、計算力、実験力について説明している。
ここでいう計算力は、正確な暗算ではなく、
見積もりの判断のために必要な概算による計算。
結構真面目に計算してしまって、
数値を細かくしてしまい、結局よく分からないってのが多い。
実際のプロジェクトでも数値化することは大切で、
その数値化もある程度幅を持った概算で計算することが多い。
判断のためには精緻な数値よりも、
概算の数値のほうが大切だということに、
改めて気付きました。
なお、理系アタマとは、
上記4つの能力を持っていることを指すが、
それだけで世の中やっていけるというワケではない。
プレゼンや交渉、説明といった力も必要。
ただ、説明を分かりやすくするためには、理系アタマが大切。
両方の地頭を身につけて、様々な問題に取り組もう。