あらすじ
25歳で、アフリカでビジネスを起こし4年で「年商300億円」を実現した青年の話。
先行きのない日本経済。これからは中国でも東南アジアでもなく「アフリカ」進出だ!
大学時代、振込み前の授業料を元手に、アンゴラへの中古車輸出に携わった著者が、卒業前に輸出業をやめて、夢であった地方公務員を目指すものの、就職活動が思い通りに進まず挫折。
1年以上にわたり、「プータロー生活」を余儀なくされる。
無職のまま25歳を迎えたところで、本格的にアフリカン・ビジネスをスタート。
片道切符でタンザニアに渡る。一時は「残金4万円」にまで追い込まれるが、現地の人や中国人華僑をビジネスパートナーに迎え、徐々に経営を軌道に乗せていく・・・・夢のようなサクセスストーリー。
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Posted by ブクログ
タンザニア、ベナン、マダガスカル・・・日本人になじみの薄い数々のアフリカ各国を舞台にダイナミックにビジネスを仕掛ける81年生まれの青年・石川さん。
アフリカにおいては中国人がかなり入り込んでいて日本人は参入しにくい先入観があったが、石川さんは20代でアフリカで41の企業経営に携わり年商300億を記録した人物。
アフリカで活躍する日本人ではウガンダでワイシャツ工場をつくり地元に雇用と産業をもたらしウガンダの父と尊敬される柏田雄一さんがいるが、
石川さんは20代にして日本におけるアフリカンビジネスの第一人者となった。閉塞感あふれる日本に勇気を与える存在です。
※ちなみに彼は大手コンサルや商社出身とかでない。大学卒業して就職せずに無職でフラフラしていた今でいうレイブル。そこから中古車をアフリカで売る商売で起業し、徐々にビジネスを拡大していきました。
特に本著から読み取れる印象的な事項は
★不便だからこそニーズがある。
★リスク・失敗はつきもの。失敗から学び、突き進んでいく挑戦心
★自分1人では何もできない。人脈の大切さ。
★グローバルビジネスにおいて語学力がマストではない(もちろんできた方がベストだが、それを言い訳に挑戦しないのはもったいない。)
★あれこれ考え躊躇するのではなく、まずは現地に行け。
まあ色々ありますが、本著はアフリカビジネスに限ったことだけでなく、日本人が世界へ挑戦していく上でのヒントがつまっている著書だと感じました。世界を見ず、日本に閉じこもり、過去の成功体験にすがり、先入観や過去の常識にとらわれていたら、間違いなく日本の明るい未来は切り開けないでしょう、自戒もこめて。