あらすじ
25歳で、アフリカでビジネスを起こし4年で「年商300億円」を実現した青年の話。
先行きのない日本経済。これからは中国でも東南アジアでもなく「アフリカ」進出だ!
大学時代、振込み前の授業料を元手に、アンゴラへの中古車輸出に携わった著者が、卒業前に輸出業をやめて、夢であった地方公務員を目指すものの、就職活動が思い通りに進まず挫折。
1年以上にわたり、「プータロー生活」を余儀なくされる。
無職のまま25歳を迎えたところで、本格的にアフリカン・ビジネスをスタート。
片道切符でタンザニアに渡る。一時は「残金4万円」にまで追い込まれるが、現地の人や中国人華僑をビジネスパートナーに迎え、徐々に経営を軌道に乗せていく・・・・夢のようなサクセスストーリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
インパクトのあるわかりやすい本でした。
アフリカでビジネス。
自分もそんな風になりたいなあ。
と思っていた矢先に見つけた本です。
とてもわかりやすく簡単な表現で書かれているので読みやすかったです。
私にとってはとても助かりました。こういう文体の本好きです。
さすがにアフリカでビジネスを行っているだけあって、
新鮮なことが多々書かれていました。
・アフリカビジネスでは「要人」のコネが必要となる そして人の紹介が必要。
・ブラックダイヤモンドと呼ばれる世代がポイントとなる。
・創業時かたっぱしらから「登記の仕方」「会社設立の方法」を読んだ。
・コカコーラ物価指数を使った判断。(ビッグマックはよく知られています)
・警察官が検問をするときは必ず近くに数台のパトカーが止まっている。
面白い内容がずらりです。
まだ見ぬブラックアフリカ、9月の渡航が楽しみです。
ビジネス目線でも「旅」できたらなあと思います★
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Posted by ブクログ
韓国留学中にシェアメイトの留学生達とビジネスをした経験からアフリカで手広くビジネスしている青年実業家の著者。偽名なのかペンネームなのか分からないが、実名で書かれていない。アフリカでの生活や独自のビジネス事情を紹介もしていて非常に面白い。
Posted by ブクログ
41社を擁する企業グループ総のことを一度も就職したことがないからと”プータロー”はないだろう。
韓国の大学に留学して、そこで仲間とアフリカに中古車輸出することから彼らの起業が始まる。絶対に運がよかった!とも言える。アフリカという全く異なる異国のまったく違う生活文化の中で、人間を見据え、仲間とビジネスをダイナミックに展開していく。就活で生き絶え絶えになってしまう現代日本の多くの若者たち、どうぞ自分が切り拓いていくビジネスの素晴らしさ、楽しさ、勇気を感じて欲しい。
Posted by ブクログ
とても読みやすい本でした
著者の方の人生が語られていて、そのなかでアフリカビジネスについて書かれていました
体験談なので、ハウツー本ではないですがアフリカの現状や商習慣の違いなどを知ることができました。
Posted by ブクログ
アフリカビジネスで大成功されている方の半生が綴られている。
その過程はまさにアフリカンドリームといえる。
著者いわく、アフリカはハイリスクハイリターンであるらしく、それだけに誰にでもチャンスはあるといっています。
感じたのは、同じアフリカでも国が違えば、商習慣や文化などか当然違ってくるということ、そして意外に生活レベルが高い人が多いということ。
アフリカ全体の人口は約10億人。
富裕層…全体の5〜15%
中間層…全体の35〜50%
貧困層…全体の50〜60%
そうなると、日本企業のターゲットは、中間層以上になるのでしょうか。
以下、抜粋
○日本人が一緒に仕事をするなら、アフリカ人であればブラックダイヤモンド世代と組むのが成功への近道
○アフリカで人脈を持っていないと必ず損する
○アフリカではほとんど5年に1回、大統領選が行われ、その間は正常不安になる。
○アフリカで生き残るためには、既成概念を打破すること
○一流の人間は金で勝負する
生き方としても参考になりますし、何よりこれからアフリカでビジネスを考えている人には実務的な内容も多いので、大変参考になるでしょう。
Posted by ブクログ
タンザニア、ベナン、マダガスカル・・・日本人になじみの薄い数々のアフリカ各国を舞台にダイナミックにビジネスを仕掛ける81年生まれの青年・石川さん。
アフリカにおいては中国人がかなり入り込んでいて日本人は参入しにくい先入観があったが、石川さんは20代でアフリカで41の企業経営に携わり年商300億を記録した人物。
アフリカで活躍する日本人ではウガンダでワイシャツ工場をつくり地元に雇用と産業をもたらしウガンダの父と尊敬される柏田雄一さんがいるが、
石川さんは20代にして日本におけるアフリカンビジネスの第一人者となった。閉塞感あふれる日本に勇気を与える存在です。
※ちなみに彼は大手コンサルや商社出身とかでない。大学卒業して就職せずに無職でフラフラしていた今でいうレイブル。そこから中古車をアフリカで売る商売で起業し、徐々にビジネスを拡大していきました。
特に本著から読み取れる印象的な事項は
★不便だからこそニーズがある。
★リスク・失敗はつきもの。失敗から学び、突き進んでいく挑戦心
★自分1人では何もできない。人脈の大切さ。
★グローバルビジネスにおいて語学力がマストではない(もちろんできた方がベストだが、それを言い訳に挑戦しないのはもったいない。)
★あれこれ考え躊躇するのではなく、まずは現地に行け。
まあ色々ありますが、本著はアフリカビジネスに限ったことだけでなく、日本人が世界へ挑戦していく上でのヒントがつまっている著書だと感じました。世界を見ず、日本に閉じこもり、過去の成功体験にすがり、先入観や過去の常識にとらわれていたら、間違いなく日本の明るい未来は切り開けないでしょう、自戒もこめて。
Posted by ブクログ
金城さんのアフリカでのビジネスに至る道筋を把握できた。
・アフリカでは各ブロックごと政情不安が伝播するから進出場所はリスクヘッジのためにわける。また大統領選挙の年が重ならないようにする
・BOPビジネスではなく、中所得者層以上をターゲットにしたビジネス
進出チャンスが大いにある、といっていた10年間がもう過ぎてしまったことが歯がゆい限りだけれども。
Posted by ブクログ
著者は運が良かったのもあるんだろうけど、それを掴み取る実力があったんだろうなと。
まず、お金がないから韓国の大学に行こうと考えて、行動できるところがスゴイ。まあ、本に書いてあることを全部が書いてあるそのまんま進んだというわけではないんだろうけど、その柔軟さがアフリカでのビジネスの成功につながったのだと思う。
内容はこれまでの著者のビジネスをざっくりとといった感じで、気楽に読むことができました。
※この本から得られたこと(個人的に)
・柔軟さが大事。
・人とのつながりを大切にする。
・まずは行動してみる。
Posted by ブクログ
成長まっただ中の巨大市場アフリカ、入り込む余地はこれから10年だけ。
若者の世界だね。
日本の若者も、年寄りの中でなく、若者の中でがんばってください!!
Posted by ブクログ
著者が韓国の大学時代にはじめたアフリアビジネスが300億円にまで拡大した経緯をつづった本。25歳無職の男が4年で年商300億に、、しかもアフリカで、、タイトルにかなりの衝撃を受けた。奇想天外なストーリーや、ビジネスの極意が書かれている訳ではないが、現状におけるアフリカビジネスの真実が書かれていると思う。
・想像している以上に豊かではあるが、先進国ほど豊かではない
・BPOで勝負できるのは、低コストの労働力がある中国などだけ
・中流階級の層はそれなりに存在している
・コーラの単価は韓国と変わらない
・低コストでスタートして、人脈を使ってビジネスを広げていく
・地元民や警察との関係性の構築の重要さ
・5ブロックに分散投資することで、政情不安のリスクヘッジをする
・治安は悪く、それなりの心構えなどが必要
確かに著者の言うように、まだまだアフリカにチャンスはあるようだが、相当の覚悟と勇気と行動力があるうえに、人脈がなければ、ビジネスを行うのは難しいだろう。そこであえて、アフリカにチャンスを掴みにいくか、ということだ。これはますます、著者のような強者でなければできないように思う。