あらすじ
「幸運の女神」シリーズ三部作の完結編。現世に降り立った「第三の女神」観音さまが登場します。観音さまは「水」の五行を持つ仏さまです。「水」は五行では、金運や異性運を司ります。そのため、観音さまを拝むと、金運や異性運が高まると信じられてきました。本書では、金運や異性運を高める観音さまのお告げを外応や面相で、具体的に紹介します。例えば、「夢で井戸から亀が現れ、水を飲んだ」とします。このお告げは、「男性と知り合って結婚する」ことを意味します。人の外見に表れるお告げもあります。通常、「鼻筋が通っている女性」は美人と言われますが、観音さまのお告げでは、「20代で結婚すると離婚しやすい、結婚は30歳を超えてから」と晩婚をすすめる内容になっています。こうした、異性運に留まらず、金運についてのお告げも満載しています。本書を手に取り、観音さまの御利益にあずかってください。
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Posted by ブクログ
内容は前作とまるかぶりだが、今回のほうがまとまりは断然よい。
体験談として、同じ会社を辞めるのも、ある日突然まわりがセピア色になって会社を辞めた自分(流れるままに)と小説家になろうと会社をやめた友人(自力で運をひらく)では意味が違うというのは面白かった。タイヤの川下りの話も断然こちらのほうがわかりやすい。あと、女装をすると気持ちやしぐさまで変わってしまうという点は面白かった。そこから「大切なのは外見」「心みがくな、顔みがけ」という彼の持論がでてくる。そしてここから、多くの姿に化けられる観音様の話につながっているのも面白かった。5行の説明も素人向けに書かれており、著者がどうやって株で資産を3500万から5億円にしたのかという話も興味深かった。そして、観音様が味方についているのだから、観音様にすべてをゆだね、努力する必要はない(むしろ流れにさからう努力は混乱を招く)という結論は面白かった。
彼の意見には賛否あるだろうが、根源的なものを問いたいという彼の人生全体が反映されていてよい。ただ、ほぼ同じ内容を別のタイトルで出し続けている感はあります。