【感想・ネタバレ】京都・同和「裏」行政 現役市会議員が見た「虚構」と「真実」のレビュー

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Posted by ブクログ

同和行政の過去の成果は成果として、現状の問題点は問題点としてしっかりと見据えたえで、今後どうすればよいのかということをしっかりと提言している。
暴露本を単なる面白い読み物として読むだけでは何も生まれないということを痛感させられた。
最近、原発問題等でごたごたしているようですが、若いのに立派!

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2011年10月09日

Posted by ブクログ

 タブー視されていた同和事業に果敢に切り込んでいく若手議員がその取り組みを分かりやすく本にしている。議員の行動のバックボーンとなる青年時代の体験も序盤に描かれていて、人間味が伝わってくる。著者の体温を感じるルポだった。
 同和事業に関する施設にアポなしで突入する著者の度胸はすごい。監視カメラで見張られていたり、「殺したったらええねん」などという言葉を浴びせられながらも、ひるむことなく突き進んでゆく。また、単に批判するだけではなく、具体的な改善案も提示している。こういう政治家を大事にしたいと思った。

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2012年12月18日

Posted by ブクログ

集結したはずの同和行政がいまだに根深く残っていることを赤裸々にし、その完全終結に向けた処方箋を提示している。
著者の現場に赴いての調査能力と洞察力には感服する。こういう地方議員が増えてほしいものである。
同和問題は難しい問題であるが、おかしな優遇政策がいつまでも続いていることが逆に差別を助長しているのは間違いないと思う。財政の効率化という観点からだけでなく、差別をなくすという観点からも、同和行政の完全終結が必要であろう。

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2011年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

船用の新書。最年少市議会議員だそうで、ところどころ自信家というか、鼻につくけど、まぁ立派なもんだ。同和問題はまだ終わっていない。あの大学のときの「同和なんて金持ちがやってる運動」説に衝撃を受けたのは今も忘れない。逆差別の実態。部落を部落たらしめるといってもよいのでは。しかし、公務員を退職させるのは至難のわざだろう。ていうか、ほんとにこんなにひどい状況があったなんて。京都のイメージと全然合わない。でも冷たい感じ、差別的な感じはやっぱり京都な気もする。

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2011年03月29日

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[ 内容 ]
逆差別の「現場」発タブーなき再生論!
終わったはずの「同和事業」に隠された深き闇。
続発する市職員不祥事と迷走する同和行政。
解放運動の総本山で今、何が起きているのか。

[ 目次 ]
第1章 最年少新人議員が見た深き闇(古都・京都に隠されたタブー なにも決められない「政治」 ほか)
第2章 ゴミから始まった京都市職員不祥事問題(きっかけはゴミ袋有料化問題 市民の負担の前に自分が正せ! ほか)
第3章 終わらない「同和対策事業」(記憶に刻まれた「同和」 同和対策事業は本当に終わったか? ほか)
第4章 税金が垂れ流され続けるシステム(同和奨学金の驚くべき実態 奨学金が返済不要になるカラクリ ほか)
第5章 京都市は生まれ変われるか?(なぜ同和事業は混迷を極めるか 「お上」自身が責任を取れ! ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年06月28日

Posted by ブクログ

京都市の腐敗した行政について、「同和問題」にテーマを絞り、論じた本。

現状現地主義で、自らの足を使い、目で見て、耳で聞き、肌で感じる。
奔走して京都を良くしていこうとしているお熱く、良識のある方!


とても分かり易く、地方行政の問題を考える上での切り口になりうる良書。

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2009年12月05日

Posted by ブクログ

テーマがテーマだけに感想を述べにくいけれど、同和問題の現状についてよくここまで踏み込んだなあ、と思いました。
きっと真実なんでしょうね。
ぜひ、数年後に、議員側ではなく行政側で指揮を執ってみてほしいです。
同和問題と同じくらい公務員改革も難しいと思うので・・・。
コミセンや改良住宅など、同和問題で今まで知らなかったことも学ぶことができてよかったです。
コミセンはがっかりするような話だらけですね。。
京都って難儀な街やなあ。。。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

今までの同和行政の問題点が丹念に取材されていると思う。

とはいえ、ちょっと宣伝本っぽいなぁ。。。

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2011年07月03日

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