【感想・ネタバレ】エレキング(3)のレビュー

あらすじ

文藝春秋漫画賞に輝く鬼才が贈る、天下一品の不条理4コマギャグ! おいさんを筆頭に、極度に記号化された高濃度な登場人物がシュールな世界を無表情に演出。じわじわ来る笑いの効き目は、まるで漢方医薬品? いえ、医薬部外品? 何だっていいさ、ハイパーな笑いが冴えてるさ。錠単位で薬を売り歩く無店舗の薬屋・おいさんが、本当に売っているのは愛なのです。騙されてるようでいて知らずにハマるこの笑い、麻薬的? 第3巻!

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Posted by ブクログ

大橋ツヨシは良く言えば「独特の」、悪く言えば「アクの強い」芸風だけど、このエレキングはおもしろさ、皮肉っぽさ、斜に構えた感はそのままに、非常にわかりやすくまとめてある。やはりモーニング連載ということを前提とした戦略なのかな。
ストーリー4コマではあるけれど、これは非常に綿密に練られている。間の取り方、例えば手塚治虫はアメコミの手法を元に、コマで時間軸を表現した。エレキングも同じ手法と言えるけど、これは誰もが知っている卑近な、日常生活にありふれる時間差である「間」を非常によくとらえていておもしろい。

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2009年10月04日

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