【感想・ネタバレ】好きと言えたらよかったのに。(大和出版) 世界で一番せつない62のメッセージのレビュー

あらすじ

きっと彼は振り向いてくれないだろう……けど、好き。
同性愛者の歌人が贈る、恋のときめきからうまくいかないつらさ、痛みが詰め込まれた短い言葉で織りなす恋愛フォトエッセイ。
「ちょっと大人になったとき、また読み返したい」(女性・17歳・高校生)
「遠くて近い、私の恋の代弁者」(女性・19歳・大学生)
「誰もが求めていた、生きる糧になる言葉があります」(男性・24歳・大学院生)
「涙が出た。そのとき、まだ彼のことが好きなんだと気がつきました」(女性・25歳・会社員)
「友達の日記を盗み見るような、緊張感と親近感」(男性・25歳・会社員)
「すごく自然と心に響く。はまりそうな予感」(女性・39歳・主婦)
「切なさと性愛を同時に詠うことのできる、稀有な歌人」(女性・42歳・会社員) など共感の声、続々!

片思いの甘くて苦い気持ちによく効きます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

実は出身が同じという事を知って、どんな歌をよむのだろうと気になり買ってみた。

その前にプロフとかを見たら、同性愛者であることを公言して活動されているということで、それは大変な事が多々あるだろうと思っているのだけれども、ご本人はそういうのは感じさせずに行動されているような感じを受けました。

で、作品ですが。文字通り、恋愛の、というか、片思いをうたった短歌62首をその場面にふさわしい写真とともに掲載するというテイスト。

この内容がフィクションなのか、ノンフィクションなのかはどーでもよくて、誰でも経験しそうな事を身近なもので詠んでるので共感を呼ぶ内容。

自分の中の汚いものが流れていく、自分の思春期の感覚を呼び戻すような読後感でした。

短歌は57577の31音で表現するのだけれど季語もないし、自由なんですよね。ふっとその時の気持ちを詠みたくなります。

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2013年06月27日

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