あらすじ
いくら「会社のため」にやったとしても、法令違反をした社員を、会社は決して守ってくれません。なぜなら、法令違反をした社員をかばうことで、その会社自体が罪を問われることになりかねないからです。これが、今日本が直面している「法令遵守に厳しい」社会の実情なのです。であればこそ、「自分を守る」には「自分が知識をつける」以外にありません。本書はそんな法律の観点から「やってはいけない」ことを紹介するとともに、自分の身を守るための最低限の法律知識を説くものです。法令遵守についての基礎知識から、「ゴルフでの賭け」「ネットで会社の悪口を言う」「ホテルに偽名でチェックイン」など具体的なケースごとの違法/合法の判断、さらに「企業犯罪に巻き込まれたらどうしたらいいか」までを詳しく、わかりやすく解説。「コンプライアンスなんて聞き飽きた」という方にこそ読んでほしい一冊。
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Posted by ブクログ
72点。それってコンプライアンス的にどうなの。などと話題に上がりこそすれ、実際のところ自分は何が・どこまでが・どのように問題なのかよくわかってない。この本は「会社のためにいかにコンプライアンスを強化するか」という視点ではなく、いつ法令違反の汚名を着せられるかわからないという弱き従業員が「自分を守るため」の視点で書かれている。とはいえコンプライアンス以前のところですでに会社が自分を守ってくれないことくらいのことはよくわかっているし、実践をまず念頭に置いたようなビジネス書の類を読んでいるとほかのことが気になってきてまったく頭に残らない。