【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズ最後の挨拶のレビュー

あらすじ

知り合ったばかりの男の家へ招待されて一泊し、一夜明けると主人をはじめ家じゅうの人間が忽然と姿をけしたという奇想天外な事件の「ウィスタリア荘」、ホームズと敏腕ドイツ・スパイとの対決を描く「最後の挨拶」、ほかに「瀕死の探偵」「ボール箱」「赤輪団」「悪魔の足」など傑作8篇を収録。

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Posted by ブクログ

小学生の頃に読んで以来、ほぼ初読のていで読み返したがおもしろかった。「瀕死の探偵」が読みたかったんだが、こんなに短かったんだっけ? といったようなあっさりとした印象。御手洗は完全にホームズなのだが、他の作家の本格と言われるものを読んでも、たいがいがホームズなんだなと納得。これはちみちみと全部読まなければならないかと。もちろん、今読んだら古色蒼然としたイメージしかないけれど、これが110年以上前に書かれたものとすると、いかに完璧なものだったのかは議論の余地がないんだろうな。
「瀕死の探偵」「最後の挨拶」は、コナン・ドイルが国内の大きな声に負けて書いたものという認識をしていたが、一度脱却した設定でこれを書けるというのもすごい。次は長編を読もう。
たくさん娯楽が残されているって幸せだなあ。

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2010年06月14日

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