あらすじ
神獣との激突から、目覚めない芦琉。悪しき運命を引き寄せる存在と責められながらも、芦琉を救うまでは離れないと覚悟を決める緋奈。占者の示したわずかな可能性を追って、荒れ狂う嵐の海に命がけで挑んでいく――!
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Posted by ブクログ
前巻の最後で、リュウと激突して、目覚めなくなった芦琉ですが、その芦琉のそばで必死になっている緋奈に、黒嶺の皆さまがキツイ言葉を投げかけてて、緋奈にちょっと同情です。
緋奈の活躍で、なんとか芦琉は目を覚ましましたけど、なんか元の芦琉とは違う黒い芦琉もいるみたいだし、なんか暁槻の歴史もからんで、物語が怪しい方向に進んでいきそうです。
なんで紫洞も黒嶺も暁槻再興を目指すのか?
芦琉の「しるし」ってなに?
芦琉の母上は一度も出て来てないけど、何をしてるの?
リュウとホウオウはでてるけど、黒嶺の守護であるキリンはいったい?
とか、疑問が一杯です。
話を広げ過ぎて、ちゃんとまとまるのかも心配ですけど。
今まで、キャラたちの軽口が面白かったんですけど、この巻の特に最後の方なんか、無理に軽口叩いているって感じがして、なんか切ない。芦琉がこれからどうなるのか、あー気になる。
そういえば、この巻では、深波が最初しかでてなかったです。話が広がりすぎて、もはや深波も脇役になってしまったんでしょうか。緋奈の弟王子の水稀もなにやら黒い気配を醸し出してましたし、もしかして、深波VS芦琉じゃなくて、最後は水稀VS芦琉なんかなぁ。水稀って芦琉嫌ってますしね。
個人的には、水稀のような無邪気さにかこつけた残酷な子って嫌いです。