【感想・ネタバレ】男性学の新展開のレビュー

あらすじ

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男性学は何を目指しているのか、今後、どのような展開を見せていくのか-。1980年代後半から、フェミニズムの隆盛をバネにした女性をめぐる議論の成熟を背景として、「男らしさ」「男性性」とはいったい何なのか、それに息苦しさを感じるときどう解消していくのかが議論されはじめた。その議論の内容を簡明にまとめて男性学の基本的な視点を確認したうえで、新たな観点を示したロバート・W・コンネルの議論を詳細に紹介する。そして、男女雇用機会均等法の制定や90年代後半からのフェミニズムに対するバックラッシュの流れのなかで、男性学が何を招来し、今後どう展開していくのかを、仕事、定年退職後の居場所、「オタク」や恋愛・結婚などの具体的な素材から照らし出す格好の男性学入門書。

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Posted by ブクログ

立川で路上ライブをやって、一緒にやってた女がこんなことを言った
「ぶっちゃけ女の方が好きなことやって生きていける。男は稼がないと駄目だからね。」
正直な人間は大好きである。路上仲間の前で言うところがまた、ロック精神に磨きがかかった女であるといえよう。ただちょっと手加減してほしい。
本書は彼女の発言に象徴されるような男性的ジェンダーを論じる。ジェンダー『論』と、それを迎える現実との間にどのようなギャップがあるのか。少し『論』ばかりが先行してはいないか。「人は女に生れない、女になるのだ。」ボーボワールの言葉を今裏返して考えることには意義があると思う。
ゼミ論の文献にするつもりだったが、使わず。

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2010年03月09日

Posted by ブクログ

「これだから男は...」って言葉をよく聞きますが、確かに主語が大きすぎるなーと思いながら読んでいました。
3章からの具体例を挙げながら男性性について考えていくところがわかりやすかったです。

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2024年06月05日

Posted by ブクログ

新展開というほど、深まっていないが、オタクなど新しい視点はある。ヘゲモニックな男性性の結論は、著者の言う通り、平凡だが、平凡であるがゆえに、強力だ。

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2016年07月14日

Posted by ブクログ

100307byWingsKyoto
序章 男性学の新展開
第1章 「男性問題」とは何か
第2章 複数形としての男性性
第3章 現代日本社会の男性と労働
第4章 地域に男性の居場所を作る
第5章 オタクの従属化と異性愛主義
第6章 揺らぐ男性性と恋愛/結婚の行方

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2010年03月07日

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