【感想・ネタバレ】国際メディア情報戦のレビュー

あらすじ

中国・北朝鮮・イラン・アルカイダ……いまや大国も小国もテロリストも続々参戦している「国際メディア情報戦」。それは「どれだけ多くの人に、自分に有利な情報を到達させ、その心を揺り動かすか」をめぐる戦いである。急拡大する戦いの現場でいま何が起きているのか? 日本はどう戦うのか? 稀代のメディアスター、ビンラディンの驚愕のメディア操縦法から、オバマの逆襲まで、世界各地で起きている新しい「戦場」を読み解く。(講談社現代新書)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

国際メディアを利用した、ボスニア戦争のボスニア政府の勝利、ビンラディンの戦略、オバマ大統領のPR戦略など、メディアをいかに見方につけることが、国際情勢の中で必要か、またメディアを味方につけたものが最終的に利を得ていくということを描いている。
前作の「戦争広告代理店」で詳しく述べられていたが、ボスニア紛争においては、3者の誰もが凄惨な行いをして降り、誰が一方的に悪い、という状態ではなかったが、アメリカのPR会社によって、「セルビア=悪」を周到に欧米諸国のメディアに植え付けいった。
また、アメリカの大統領選ではいかにメディアにいい情報を拡散してもらうか、のためにどの候補も多くの努力をして、それに勝ったものが大統領になるという。
また、PRにおいては、ウソの情報はご法度だが、都合のいい情報だけを集めて拡散、拡大させることで、PR側が作り出したいイメージを印象づけていくことが行われている。

0
2016年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現在の国際メディア情報戦の基本テクニック
・サウンドバイト(要人の発言の短い断片)
・バズワード(メディアを騒がす流行言葉;)
・サダマイズ(特定の人物を悪の権化として標的にすること;サダム・フセインより)

「ワシントンを動かす三角形」
・ホワイトハウス
・議会
・メガメディア

「PR」
あらゆる対象(メディア、政策決定者、有権者代表の議会、オピニオンリーダーなど)と、様々な工夫と努力でコミュニケーションを重ね、世論を形作ること

その他
アルカイダ、アッサハブ、アルジャジーラ

0
2014年03月16日

「雑学・エンタメ」ランキング