あらすじ
大十字九郎とアル・アジフの出会いより数十年前――謎めいた大富豪・覇道鋼造を追う新聞記者エイダは、魔導書ネクロノミコンを携えて鬼械神アイオーンを駆る魔術師と遭遇。それは全世界規模の魔戦の始まりだった!
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Posted by ブクログ
機神飛翔に登場するセリフ「あれは人間のための鬼械神だ」に込められた重みを知るためにも、是非読んでおきたい一冊。
単体としてもフルハシ節全開で面白い。
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原作未プレイ。「クトゥルー神話+巨大ロボット+19世紀って超いいじゃん」(本人談)という、まさにそんな話。冒険あり、バトルあり、スペクタクルあり、人情あり、波乱万丈のおいしい一冊。
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デモンベイン製作秘話って感じです。プロジェクトX−魔を断つ剣に命を賭けた者達− って感じ。(嘘です。)
もう、まごう事なきデモンベインです。
全くと言っていいほど違和感ありませんでした。
Posted by ブクログ
クトゥルフと巨大ロボを融合させた原作の破天荒なスケールを活かしながらも、そこにひと匙スチームパンクを新たに加えて、19世紀の過去編に相応しいオールドテイストに仕上げている。仇討ちの復讐ものという題材は新鮮さに乏しく、わりと地味にまとまってしまいがちであるが、そこはさすが古橋氏で時にコミカルに時に魔術的小道具を上手に使って退屈させることがない。ラストもクトゥルフらしくど派手に盛り上がって文句ない仕上がり。
Posted by ブクログ
古橋秀之がデモンベイン外伝小説を出していることを知り購入。読んでいる最中、頭の中でデモンベインのBGMが鳴りっぱなしだった。本書は正しくデモンベイン。若き日の覇道鋼造、当時のマスター・オブ・ネクロノミコンとプレ・デモンベインと共に世界を股に掛け邪神を倒す!鋼屋ジンのテキストよりリーダビリティが高く、それでいて原作の雰囲気を壊さないところは流石のベテラン作家。デモンベイン成分をしっかり持ちつつ、原作よりSAN値高めスチームパンク成分多めで物語は構成されている。続きも読む。