【感想・ネタバレ】中華食堂ひばり亭のレビュー

あらすじ

クリニック勤務の小松原菜々子は、今日のランチに悩んでいた。結婚を考えている彼との将来のため、毎日地道に自炊して節約してきたのに、作ったお弁当を家に忘れてきてしまったのだ。谷中の路地まで辿り着いた菜々子が選んだのは、老姉妹の春美と雪子が営む町中華「ひばり亭」だった。ひょんなことから怪我をした雪子の代わりに、菜々子はここでアルバイトをすることとなり……。ふわふわのチャーハン、焼き目の香ばしい餃子、サクサクまろやかなカツカレー、関西風の天津飯に隠された秘密とは――。人生に迷っても「ひばり亭」の美味しいご飯が前を向かせてくれる。お腹も心も温まる、美味しい人情物語。

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Posted by ブクログ

四章から成る下町人情物語。

物語の舞台は谷中の路地で老姉妹が営む町中華『ひばり亭』。

導入部からぐっと引き込まれ先が気になって一気に読み切った。

登場する料理はどれも美味しそうで食欲をそそるが、それ以上に心を惹かれたのは登場人物たちの人間ドラマだった。

第一章で描かれる男性とその母親の言動にはもやもやしたが、菜々子がこの店に辿り着けて本当に良かったと思う。

店主の春美、妹の雪子、春美の娘・さくら。言葉にしなくても互いを思いやる三人の優しさが心地良く、胸がいっぱいになった。

読み終えたあとも温かな余韻が残る一冊だった。

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2026年11月01日

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