あらすじ
無軌道な日常、綻びゆく世界。叙情派が描く6つの世界は悲しみに満ちた喪失のリアリティー。無くした現実(セカイ)が此処に。絶後の読切集、ファンの期待に応えて電子化!「箱庭王子」「花は桜木」「一日の楽天」「もう半分」「きいろとむらさき」「UFO」を収録。
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Posted by ブクログ
19歳の持ち込みイキナリ採用処女作を含む読み切り短編6篇。作者自身の解説があり、生活状況の変化と対応して興味深い。演劇アクターしたが「時間と労力を無尽蔵に食う。ギャラなんてない」。画風も変化している。一般的にもクリエイターは否定的トガッタ表現でデビューしハートウォーミングは成熟したのちに作られることが多い。「読みかえす価値がある」作品を量産すれば小説家よりマシ/時間がブッ飛ぶ展開が多い、男の自殺的衝動・女の緊急避難処置のテーマが多い。記憶される作家になるには愛されるキャラを作らないと。その片鱗は見えている。
Posted by ブクログ
福島聡氏の作品を読むことが楽しみになりつつあります。 好きな・お気に入りの物語は・・・ ”もう半分”と”きいろとむらさき”と”UFO”です!!
Posted by ブクログ
福島聡の初期からの短編集。
よくわからない出来事をもっとシュールに描く手法はこのからのようだ。もっとも、僕は煙に巻かれて展開に追いつくのにいっぱいいっぱいだったが。