あらすじ
「力の刻印」によって人外の能力を得た3人の、華麗なる銀行強盗(ロブ・ア・バンク)劇!博物館の学芸員「日下部霞」と詐欺師「依田」、ふつうの大学生「比留間」の3人は、偶然手に入れた三者三様の能力を使って銀行を襲い、大金を手にした後、船に乗り込んで逃亡するが──。「能力」のリアルさと謎が、モーニング誌連載時に話題を呼んだ、福島聡の傑作長篇『DAYDREAMBILIEVER』!ラストを中心に、約2話分の描き下ろしを加えた『again』、待望の電子化!!
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Posted by ブクログ
下巻末に20頁(と見開き真っ黒の2頁)補足 「文明とは不具を(松葉杖に象徴される)器具で補うことか?弱者を強化する器具の代表がピストル。誰もが銃を持つ社会では安眠できない。それが文明化。『市中の虎』に等しい超能力者は自らの狂気で滅びよ」 『無何有の郷』とは超能力に熟達して、“意を込めないでも行使できる”境地のことだったかもしれない。攻撃に自動防御・反撃するような。能力者複数の共同作業で能力値は高まってそういう境地に達する可能性があるのだろう。←「依田」の意図をあえて推測してみました。