あらすじ
【電子特別版・カラー写真多数収録】実力・人気ともに歌舞伎界の若手ナンバーワンと目される五世・中村勘九郎(十八世・中村勘三郎)が、厳しかった父(十七世)勘三郎の教えと思い出の数々、愛情あふれる家庭のこと、そして心に残る舞台や芝居ごころを、多彩なエピソードを織り交ぜて語った、わが青春、わが舞台。電子化にあたり、収録写真を再編集。カラー写真も多数収録の豪華版!
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Posted by ブクログ
勘三郎さんが亡くなって、テレビの中や周りの文化(的なことに造詣の深い)人たちが大騒ぎするのを、(よく知らないので)そこまで共感できずに眺めていたのがつい数ヶ月前のこと。
年明けに追悼上映されていたシネマ歌舞伎で平成中村座の法界坊を見て、なんて大変な人を亡くしたんだ…!と思うように。勘三郎その人だけでなく、息子の勘九郎・七之助、歌舞伎役者の家の生活、そして歌舞伎そのものに対してもムクムクと興味がわいてきた。
そういう経緯で手にとったこの本。見事に期待に沿った内容で大満足。
・梨園の生活、稽古の話
・家族の話
・芸談
先代の勘三郎さんを私は全く知らないけれど、本を読むと、このお父さんという人から学び受け継いだことこそが、現(故)勘三郎の魅力になっているんだなあと思った。
Posted by ブクログ
伝統芸能の継承はこうして脈々と続いていくのだなぁ。
18代勘三郎は57歳の若さで世を去った。無念だっただろうとつくづく思う。
きっと(現)勘九郎の襲名披露の舞台を観に行っていることだろう。