あらすじ
「花明かり」「綺羅」「手弱女」など美しい日本語を、日めくりカレンダーのように一日一語一年三六六日分を紹介する。たとえば一〇月三一日は「玉響」。玉とは宝石のこと。宝石が揺れるほんのわずかな時間のことを「玉響」という。貝寄風、東雲など自然を表す言葉や福寿草、相思草など草木の名前も収録。口にするだけで心が綺麗になる一冊。
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Posted by ブクログ
本のタイトルそのまま、美しい日本語の勉強のために購入しました。
365日分の日本語が紹介されていて、知っている言葉にこんな意味があったのかと学んだり、知らない言葉と出会えたり。やっぱり日本語が好きだなあと思いました。
Posted by ブクログ
4月1日から、3月31日までの366日分の素敵な日本語が集められた一冊。
例えば、
「身を美しく」と書いて、「躾」。
語源の1つ、「仕付く」は「やり慣れている」ということ。もう1つの語源の「習気(じっけ)」は繰返し行われる様々な行動の結果、身に付く趣味や嗜好のこと。
無意識にしている事の積み重ねが人の美醜を決めるー。
こういった言葉の他、空や月、草花の異名とその言われだったり、人の言動を自然のものになぞらえた言葉だったりを学ぶことができます。
時は経ち、もう見ることのできないものもありますが、眩しい光を放つモニターから目を離せば、喧騒から逃れる為のイヤホンを外せば、昔の人が見聞きした、自然のあれこれを今も感じることができるはず。
四季を感じることができる風土に生まれ、こんなに感受性豊かな人々を祖先に持つことを誇りに思わせてくれる一冊です。
2014年21冊目。
Posted by ブクログ
「美しい日本語を日めくりカレンダーのように一日一語
紹介する」というコンセプトの本です。
私の誕生日の言葉を調べたら「幸い」でした。
どの言葉も素敵でいいですね。
一つ一つ丁寧な解説もついているので、読んでいて
ためになります。
本当に口にするだけで心がきれいになりそうです!
Posted by ブクログ
日本人として、美しい日本語が話せるようになりたい…!
猛烈に、そう感じた時期がありました。
世界コーチ会議で、海外のみなさんと触れ合った頃でしょうか。
私が考える「素敵な大人」とは、萬田久子さんなのですが……10年後、20年後を考えたときに、すてきな大人へ向けて何ができるだろう?
~そう考えて取り組み始めたのが、美しい日本語のバリエーションを増やし、日常の中で生かしていくこと。
この本の中には、365日 四季の変化やちょっとした豆知識的に素敵な言葉が一つずつ、エピソードとともに紹介されています。
結果的に、講座の中で受講生から「先生の話す言葉がきれい」と評判も聞こえるようになり、嬉しい限りです♪
Posted by ブクログ
表紙から上品な感じが漂い、
色鉛筆の手書き風の文字が、ほんわかとした雰囲気をかもしだしています。
366日の1日1日にことばを当てているので、
とってもボリューミーです。
たくさんあるので、宝探し気分でお気に入りのことばを探しました。
刹那、温顔、稲妻、四方山話、静寂、栞、優形…
いいなと思ったことばを、ノートに書き留めておきたいです。
語源を知って、へぇ!なるほど!と、
日本語の奥深さを感じることができて、
とても興味深い内容でした。
Posted by ブクログ
四季があって、季節の変化に敏感な日本人、ひらがながあって、文字さえ柔らかさを感じさせる言語、だからこそ、生まれた言葉ってたくさんあるんじゃないかなー☆
その言葉に隠された思い、意外な意味、知ると面白いです♪
Posted by ブクログ
正直、タイトルが気恥ずかしいけれど、
366日一つずつ、古くからの日本語とその由来等が紹介されています。
日本語ってキレイだなぁ、日本に生まれて良かった、としみじみします。
自分の誕生日の言葉が「空蝉」で、ちょっと寂しいような嬉しいような…。
続編も出てるのですねー。
Posted by ブクログ
美しい日本語や使ってみたい言葉と出会えた。
ただ、一語につき一ページの説明なので、もう少し掘り下げてくれないと腑に落ちないなぁと物足りないこともしばしば。
言葉の意味や表現力を知ることで、見える景色も変わってくるかもということに気づかせてくれた。
Posted by ブクログ
知らない,けれども美しい日本語がたくさん載っていました。
正直,普段使いはなかなかできなさそうなので,今は手元に置いて何度も読みたいとは思いませんでしたが,
いずれ心境が変わるかもしれません。