【感想・ネタバレ】CSS3 スタンダード・デザインガイド【改訂第2版】 [リフロー版]のレビュー

あらすじ

CSS3の機能を体系的にまとめ、サンプルを通してどのように機能するかを理解できる、CSS3のリファレンス&活用本。HTML5やスマートフォンの普及に合わせて、CSS3の活用も広がっています。 角丸や影、グラデーションなどの装飾はCSS3で設定するのが主流となり、Webフォントを活用してタイポグラフィを大胆に取り入れたデザインも増えています。アニメーションやトランスフォーム、縦書きなど、CSS3で設定できる表現は幅広く、アプリや電子書籍などの開発においても必要不可欠なものとなっています。本書は基本、レイアウト、カラーアレンジと背景・罫線のデザイン、コンテンツのデザイン、特殊効果、インターフェースに章立てし、主要なCSS3のモジュールやプロパティについて、まとめています。また、新しい機能も次々と提案され、CSS3やCSS4として発展を続けています。これらについても、なるべく取り上げ、解説を行いました。たとえば、2011~2012年の2年間に追加された主な機能だけでも、「条件規則」「ビューポートの設定」「リージョンレイアウト」「エクスクルージョン」「ボックスの形状の指定」「レスポンシブイメージ」「ハイフネーション」「マスク」「フィルタ」などが挙げられます。機能ごとに、詳しい解説や使用サンプルを掲載。また、最新の主要ブラウザ(Firefox、Safari、Chrome、Opera、Internet Explorer)とスマートフォン(iOS のMobile Safari、Androidの標準ブラウザ)での対応状況も記載しています。CSS3を体系的に掴み、その「使いどころ」を体得できる、Web制作者/デザイナー必携の1冊です。【備考】本書は『CSS3 スタンダード・デザインガイド』(2011年5月刊)を、CSS3の最新状況、および最新ブラウザ環境に対応させて、改訂増補したものです。
■CONTENTS
【1】基本/【2】レイアウト/【3】カラーアレンジと背景・罫線のデザイン/【4】コンテンツのデザイン/【5】特殊効果/【6】インターフェース
■著者
エ・ビスコム・テック・ラボ さまざまなメディアにおける企画制作を世界各地のネットワークを駆使して展開。コンピュータ、インターネット関係では書籍、CD-ROM、デジタル映像、CG、ソフトウェアの企画制作、WWWシステムの構築などを行う。

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Posted by ブクログ

現時点でベストなCSSのリファレンス本
CSSのリファレンス本として,「CSS辞典 第5版」が対抗馬としてあった。しかし,こちらの本が自分にはよかった。理由は以下2点だ。
1. 電子書籍としてPDF版の存在。
2. 本のサイズ。

1.について述べる。リファレンス本はPCで作業するため,電子書籍であることが望ましい。また,電子書籍であってもEPUBは避けたい。EPUBはPDFと違い,注釈やハイライトなどユーザーによる書き込みができなくて使いにくい。PDFであれば,自分が気になった箇所をハイライトしたりコメントを書き込むことができ,利便性が高い。

2.について述べる。「CSS辞典 第5版」は辞典という名前から,本の大きさも辞典と同じくらいになっている。これにより,ページあたりの情報量やレイアアウトの自由さが制限されてしまう。この本はだいたい「CSS辞典 第5版」の1.5倍くらいの大きさとなっており,余白を余裕をもって取れている。ページあたりの大きさが大きいことで,詳細なサンプルを盛り込め,読みやすさを考慮したレイアウトができている。

カラフルで,サンプルも豊富であり,使い方のちょっとしたコツも書かれている。たとえば,書籍冒頭のセレクタの説明であっても,この本は「CSS辞典 第5版」よりもサンプルを多く掲載し,わかりやすくなっている。他にも,目次にプロパティ名を併記するなど,リファレンスとしての利便性が高い。ページ数は「CSS辞典 第5版」の方が多いが,内容や利便性は劣っていない。

CSSを学ぶならひとまずこの本を持っておけば当分はやっていけるだろう。

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2014年12月23日

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