感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2012年06月13日
「きちんと感あり! 着て涼しく、見て涼しげなクールビズのコツ」
地球温暖化の影響か、猛暑が襲う日本の夏。クールビズなる軽装もいいのですが、基本から逸脱している装い多し。求めるべきは暑さ対策&きちんと感の両面を視野に入れた装いです。
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※語り手
スタイリスト:小野塚雅之さん
ファッシ...続きを読むョンエディター:荻山 尚さん
■着る人だけでなく見る人も涼しく
荻山:環境省が提唱するクールビズ、結構だと思います。でも、ただタイを外すとか、いきなりアロハ着たりとかで仕事に臨むのはいただけない。
小野塚:ノータイだからシャツにこだわるのはいいことです。でもよく見かける装飾が多いシャツというのは仕事向きではありませんね。
荻山:暑くて暑くてたまらないのはわかります。でも、どんどん軽装化していくのは基本から逸脱する一方です。
小野塚:みんながダラしない恰好だからこそ、自分はきちんとタイを締めて仕事に臨む、というのが基本の「き」。
荻山:着こなしのルールや見た目のきちんと感を守った上で、涼しい&涼しげに見える装いこそが大人のクールビズ。
【ジャケパンとスーツの基本の「き」】
■法則187
紺ジャケットには淡色Vゾーンで涼感を
きちんとした構築感と、涼しい着心地のジャケットがキモ。タイは淡い色で涼しさを印象づけ、パンツはライトグレイを選んで涼感アップ。
☆ここが決め手!
表地が脇裏まで。裏地や芯地が少なくても、ジャケットの立体感を損なわずに、涼しげになるのです。
■法則188
グレイはグレイでも涼しげなライトグレイを選ぶ
グレイの誠実さをキープしながら、涼感も出せるライトグレイを! タイはパステル調の水色とベージュで涼しげな見た目に。パンツは適度に細身を選べば涼感とスマートさが出る。
☆ここが決め手
薄手生地でも、肩は多少しっかりしたものを選びましょう。ライトグレイには茶靴が◎。
~『大人のスタイル 基本の「き」 【春夏編】』より
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最近では半袖のシャツもビジネスシーンでOKとなっていますが、スーツスタイルの基本の「き」ではないそうです。少々暑いですが、長袖で腕まくりが◎です。
また、タイを使わない分、シャツに凝りたくなるところですが、台襟に2つボタンのついたものやステッチがついたものなどは、夜遊び用や展示用にメーカーが作ったものだそう。生地や仕立てのよさに凝るのが基本の「き」だそうです。
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「王道アイテム“ポロシャツ”を年相応に着る方法」
誰もが1枚は持っている王道アイテムこそ、年齢に見合った着こなしが肝心。軽快に、上品に、シックにetc. ひと匙のテクニックで年相応に見せる、ポロシャツの年齢別着こなし術をご紹介!
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※アドバイザー
スタイリスト:村上忠正さん
■ジャケットを重ねて大人らしさを披露
村上:飾り気のないプレーンなアイテムこそ、装いには注意が必要です。
編集部:確かに20代にも愛用者は多い……。若僧と差をつけるにはどうすれば?
村上:単品では学生っぽくなるから、ジャケットとの重ね着が一押し! 台襟付きなら胸元が立体的に仕上がり、ジャケットとも好バランス。さらに年齢に合わせて印象を“軽快~上品”へと移行していくのがコツです。
編集部:ポロシャツそれ自体はカジュアルだから、合わせるアイテムが重要ですね。
村上:その通り! 上質素材のジャケットや小物で変化を付けて、年代別の大人の知性を披露してください。
■30代:若々しく見せましょう
ウォッシュ加工で若さ強調
ほどよいウォッシュ感のデニムとジャケットを合わせ、20代にはないこなれ感を演出。白スニーカーが30代らしいアクティブな着こなしの隠し味。ジャケットにチーフを挿して少し大人っぽくしたり、ジーンズのウォッシュ感強めでさらに若々しく。
■40代:貫禄を表現しましょう
上質な小物使いで貫禄を表現
40代の落ち着きをうまく生かし、存在感のある小物で貫禄を演出。シルク混のストールでリゾート風にしたり、パンツはキレイめチノをロールアップして軽やかさを表現。バッグは大ぶりトートを選びましょう。上質な素材使いがキメ手です。
■50代:エレガンスを意識しましょう
端正なJKとパンツでエレガントに
シルクリネンのJK、ウールモヘアのスラックスと、いずれも成熟した大人に相応しい極上素材の一着。そこにあえてカジュアルなポロシャツを合わせ、オヤジにありがちな成金趣味を払拭し、エレガントに。足元は主張のある革靴で大人の個性を注入。
~『大人のスタイル 基本の「き」 【春夏編】』より
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年齢を重ねていくに従って変化する着こなし。年々変わっていく自分に合わせてアップデートしていくのも、お洒落の醍醐味のひとつですよね。王道のお気に入りアイテム、あなたはどうコーディネイトしますか?
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「大人のファッションが垢抜ける色合わせの基本って?」
見た目の印象を左右する要素のひとつが、色だということをご存じですか? 色の基本を学び、相性のよい色合わせを実践するだけで、グッとお洒落になれます! 今回のアドバイザーは、カラープロデューサーの今井志保子さんです。
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■色合わせは装いの重要要素
編集部:いいものを着ているのに、どことなくちぐはぐに見える男性って、結構多いですよね。
今井:色合わせに失敗していると、そう見えてしまうんです。色は自分のイメージ作りに欠かせない重要な要素。相手に落ち着きを与えたり、反対にイライラさせたりと、装いの中でも色の効能は高いんです。
【色の基本3パターン】
■同系色
最も馴染みのいい配色
多くの人に好感を与える配色は、同系色による濃淡配色。たとえば水色×青×紺のように、同じ系統による濃淡配色は、馴染みがよく、まとまりよく見えます。同系色の中でも淡い色調の分量を多くすると軽やかさを、また低明度色が多いほど落ち着きをアピール。同系色の濃淡配色は手軽に実践でき、初心者に最適です。
■類似色
お洒落上手な上級者に
「赤×オレンジ×黄」など、色相環(※色の輪)で、隣り合う3つの色が類似色です。類似色は色相がかけ離れていない分、相性がよく、ほどよい主張があるので変化をつけたいときにおすすめ。同系色はひとつのイメージを確立したいときにぴったりですが、やや遊び心に欠ける。一方、類似色でまとめると幅広い魅力をアピールできるからお洒落度も格段にアップ!
■反対色
絶対タブーな看板カラー
「赤×緑」など、色相環の対極にある色が反対色で、色彩の専門用語では補色の関係といいます。これがよく使われるのは目立ち度の高さが求められる看板やユニフォームです。こうしたものには効果的といえますが、ともすると奇抜に映る危険性もあります。相手にストレスを与えることもあり、大人の基本コーディネイトでは避けるのがベター。
~『大人のスタイル 基本の「き」【春夏編】』より
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ここでは多くをご紹介できないのが残念なのですが、色を使った「失敗しないスタイリングのコツ」がまた素敵なのです。パステルの“さりげない取り入れ方”、ビビッドカラーの“効かせ方”、モノトーンの“上品な仕上げ方”などなど。
「やりすぎないお洒落を自分なりに作りたいのに、いまいち垢抜けないのはなぜだ……」と悩むかたにおすすめしたい「大人の色予備校」、『大人のスタイル 基本の「き」【春夏編】』内で絶賛開講中です!