【感想・ネタバレ】大人のための精神分析入門のレビュー

あらすじ

「お子様大人」が増えている。社会規範や相手の気持ちを無視して、自分の快不快や衝動で行動し、周囲を困らせる人々だ。しかし、振り返ってみれば、あなたも私も「お子様大人」なのでは? 大人として立派な行動をいつもとるのは難しい。誰でも感情的になって、ストレスに満ちた人間関係に巻き込まれ、それをどうしても繰り返してしまう。精神分析は、大人の心に子供や乳児がいることを発見した。それだけに、大人であることの難しさを知っている。なぜ、立派な大人であることは難しいのか。人間社会に密接に関係している「なぜ罪悪感はあるのか」「なぜヒトのセックスは特別なのか」「なぜ人は心の病にかかるのか」という、フロイトを悩ませた3つの問いから大人であることの難しさを考え、精神分析が何を考えているのかを解説する。生理学や生物学、進化論、社会学、文化人類学の知見を取り入れ、進化と歴史の文脈に適応させた、精神分析の入門書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

①セックスを楽しみましょう。②葛藤に目を向けましょう。③意図してうそをつく必要はありませんが、「うそ」ばかりの世界を容認し、だからこそ誠実さを大切にしましょう。④落ち込む
こともあります。⑤病気は大切な経験です。…大人になるということが、そんなに簡単ではないことを様々な文献を引き合いに出して紹介してくれる良書だと思う。人間関係はもちろん、自分自身の中にある葛藤、不条理、不安…等に対して何らかのアドバイスを得ることができると思う。

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2011年04月01日

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