【感想・ネタバレ】女の学校のレビュー

あらすじ

道理が引っ込めば無理が通る。流れに竿さす者、これまた皆無――理不尽、無邪気、無節操が横行するこの世を慨嘆した愛子学長が、叱咤、教導する好エッセイ集。なお、対女性問題に援用する際、反面教師ともなり得るため、本学は女子専門校にあらず、共学なり。多数の男生徒の受講も歓迎す。

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Posted by ブクログ

自分が生まれた頃に書かれた作品で、それからかなり時間がたつのに、時代の流れの話など共感できるところが多々あって、とても興味深く読めた。そして、きっと新聞の連載か何かだったんだろうと思うが、一つ一つのテーマが短くまとまっていて、とても読みやすかった。時代に呑まれるのではなくて、ちゃんと目を開けて時代の流れを見ていないと気づかないような視点からものごとを見ていて、下手をするとただ呑まれてしまいそうな自分とはずいぶん違うなあと感心した。分析をすることが結果当たっていたとしても、あんまり意味がないというくだりなどはっとした。

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2009年10月07日

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