【感想・ネタバレ】仕事に才能はいらないのレビュー

あらすじ

グローバルに展開する大手IT企業の日本法人において、史上最速で本部長に抜擢され、グローバル全社員の上位2%に6年連続で選出されている著者が語る仕事の基本。
コミュニケーションが苦手、IT知識もない、英会話もできないという状態で外資系IT企業に入社した著者が、結果を出し続けることができるようになった秘密を公開。
どんな仕事にも共通する「ビジネスの基本」とは? まわりの人と差をつけるには? 効率的に学び成長を加速する方法とは? モチベーションが上がらないときは? など、若手ビジネスパーソンが直面する悩みや課題を解決してくれる具体的な方法が満載。
普通の私たちがビジネスで結果を出すための指南書。

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Posted by ブクログ

2014年の目標が山ほど見つかる一冊

著者は高校時代、人との間の距離を埋められず友達を「クンづけ」でしか呼べなかったという。シャイで内気な、どこにでもいる普通の青年だった。社会人となり、入社して初めて任された仕事は、ダイレクトメールの発送作業。同期のメンバーが大手企業相手に営業をかけていたり、海外とのビジネスに関わる中で、アルバイトにでもできるような仕事でしかなかった。

しかし彼は、同じ会社の中で30歳にして部長に昇格し、副社長補佐、そして同社史上最年少の本部長職へ。厳しい外資系IT企業の中でエグゼクティブビジネスパーソンへの階段を一気に駆け上がる。その間の10年とほんの少し。本書では、著者が駆け出しの頃から現在に至るまでの間に一体何をして、何が起こったのかが語られる。

5年前のベストセラー自伝、カーリー・フィオリーナ氏の「私はこうして受付からCEOになった」を思い出した。タイプ打ちのデータ入力しかとりえのない「受付嬢」がなぜ、世界最大のIT企業の社長になれたのか。だけどそれは、あまりにドラマチックで、仕事のヒントを読み解くには少々ダイナミックすぎる自伝小説は、いわば「最高のエンターテイメント」だったと思う。

しかし本書の主人公は日本人。そして内気でシャイ。イケメンなのはちょっと残念(笑)だけど、ごく普通のサラリーマンが、いかにして「普通じゃない」成長を遂げて行ったのか。その道のりを、きわめて詳細かつ具体的に知ることができる。

「才能はいらない」タイトルの通り、一つ一つが簡潔で具体的。だけど自分のことを振り返ると、きちんと出来てることは無い。あれもこれも、とやりたいことに付箋を付けていくと、2014年の仕事目標はヤマのように見つかった(汗)。


「なぜ」金田さんはこんなにすごいだろう。同期の社員が大手企業への営業や海外でバリバリ働く中で、ダイレクトメールの発送担当だった彼は、どのように目の前の仕事をこなしながら、日々何を思い、何を考え、状況を変えていったのか。人生のターニングポイントを見出すのに「才能は要らない」と、彼は語ってくれている。

そうであるならば。と僕は思う。金田さんが、今の僕の仕事を見たら、いったい何を考え、どういう戦略を練り、最初に何をするだろう。それを考えるきっかけが本書には詰まっている。きわめて具体的に。そして実践的に。

僕はいつか、思いっきりドラマチックなタッチで描かれた金田さんの自伝を読んでみたいと思う。きっと、フィオリーナよりも面白くてだけど身近で、「密かに憧れる」兄さんのような存在なのだ。そんな彼だからこそ書ける、身近で、かつ体系化されたヒントの一杯詰まった本書が読めて、とても良かった。

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2014年01月22日

Posted by ブクログ

【働き方の基本書】
若手社員は、ここに書いてあることが継続して実践できているだけで、かなり優秀な社員として認められるだろう。中堅社員、管理職の方は、頭ではわかっていることが書いてあるのだと思う。やれていないものがあれば、きっちり実践できるだけで、さらに成長できるだろう。

本書の中にも登場するのは、本から学びとったものは「即」実践せよ、ということ。学生のカンニングは許されないが、社会人はどんどんカンニングして良いわけで、即実践できる技術が紹介されている。

良い仕事のご褒美は次の仕事である。次の仕事を得ることができるようになる本、だと思う。

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2018年02月22日

Posted by ブクログ

とあるビジネスセミナーで金田さんの話を聞いて、その場で購入した本。
難しい言葉は使われておらず、とても読みやすい。
本人は『入社1年目から4年目ぐらいの方向け』と話していた気がするけど、そんなことはなくどの世代でも為になる。
新人は仕事の取り組み方を学び、中堅は自らを見直して、マネージャーは後輩教育の参考になると思う。

最後の締めくくりとして、『家族を大切に出来ない人が仕事で社会に貢献し、他人を幸せにすることなんて出来ない』と書かれていたのが、すべての本質に思えた。

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2014年02月16日

Posted by ブクログ

20代で部長になった著者の新人向け仕事ノウハウ本。凄い前任者の姿を色々真似てキャリアを作ってきたのがヒシヒシと伝わる内容でした。
個人的には本の中にある「悪い報告先で代替案含め」「一人で進める部下は不安で仕方がない」「一行日記で日々の成功を残す」「優れたパワポはパクって雛形」あたりを意識して行動したいと思います。

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2015年12月29日

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