あらすじ
芸能プロで働く拓磨は、自分で育てた新進俳優の由貴に密かな想いを寄せていた。だがある晩、信頼しきって甘えてくる由貴に、思いがけず告白された拓磨は、マネージャーという立場上、彼を優しく拒絶してしまう。それ以来、由貴の様子が一変!? ふとした拍子に、性格が別人のように入れ替わってしまうのだ。まるで、彼の中に他の誰かがいるように…。衝撃のバックステージ・ラブ。
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Posted by ブクログ
CDを先に既聴。
攻め:庚拓磨
受け:香住由貴
芸能プロダクションの副社長である拓磨は自分がスカウトした由貴に対して恋愛感情を持ってしまったことから半年前にアメリカに留学していたが、兄で社長である寿磨から急遽呼び戻されて…。
多重人格者の話。
CDでは5人の人格を三木さんが好演されていたので原作を読んでみました。
BLである必要ないくらい、精神疾患である多重人格を書いてあります。壮大なテーマですね。多重人格そのものが重いのにそこにBLを絡めるとは…。るのあ先生お疲れ様。
男同士での葛藤だけでなく、精神病の葛藤、プロダクションの副社長と俳優という立場の葛藤、そして同じ顔、同じ身体だけど違う人格に対する葛藤、と 攻めの葛藤は無茶苦茶いっぱいあります。
続きが気になる終わり方でした。
そして、挿し絵は蓮川先生ですが、当然ですが1998年の発刊なので絵が当時っぽい。なんだか新鮮でした。