【感想・ネタバレ】物語の創作バイブル――電子書籍作家 夢野美鈴のABCのレビュー

あらすじ

電子書籍作家による電子書籍を対象にした初の本格的小説作法。
電子書籍の普及で個人出版の増加が見込まれる今日、余暇を使ってあなたも作家に転身!
プロ秘伝の手の内を余す所なく公開。一度読んだら本書を秘密にしたくなります。
(内容)
序章 はじめに
第一章 セオリー
第二章 ストーリー
第三章 キャラクター
第四章 セリフ
第五章 バック
第六章 テーマ
第七章 ノウハウ
第八章 アイデア
第九章 タイトル
第十章 リライト
終章 おわりに

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HAL

予想を大きく裏切られた

予想を大きく上回るどころか、量質ともに予想もつかない遥かに超えた内容だった。
有名処のジョセフ・キャンベル理論やシド・フィールド理論、大塚英志などの基本を踏襲しながらも、それらの類型化は不要だとばかりに、外国の神話ではなく国内の昔話「力太郎」を持ち出して、より普遍的な物語創りの構造をさらりと述べてしまう。夢野美鈴と言う人は本当に凄い人だなぁと感心した。
ある意味、これはレビューを悪く書きたくなる。これを読んだら誰でもおもしろい小説が書けてしまうからだ。レビューを悪く書いてほかの読者を遠ざけ、こっそり読んでいるライターも多いだろう。正直、売れてほしくない本である。

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2014年03月01日

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