【感想・ネタバレ】新東京廓恋酔夢・綾華のレビュー

兄崎ゆな

女子高生だった真子は、近未来の花街・新吉原に売られ、遊女として生きている。
客に抱かれる日々の中、女衒(ぜげん)の藤峰と、密かに想い合うように…。
愛しい想いを閉じこめ、正気を保てなくなるくらい激しく夜の伽をする真子。
そんなある日、新吉原の外で藤峰が事故にあった知らせを聞き、真子は、
歌舞伎役者の艶之助に身請けされ、藤峰に会いに行くが…。
そこには記憶を失った藤峰と、彼の恋人だという女性の姿が!
遊女・真子が「地獄で見つけた愛」の行方は!大人気シリーズ待望の第2巻、ついに完結!!

[ブクログ · ★★★☆☆]

完結編です。

藤峰の危篤の知らせで、艶之助の身請け話を受けた真子。藤峰のところに向かったら、記憶を失っているし、恭子が独占状態。前巻では恭子、結構いい子かもって思っていたのは間違いでした。

艶之助の過去もより詳細に出てきて、あの暴れん坊の元はこれだったんだって思いました。折角やる気になって、これからってところで、過去の殺人の件が明らかになっちゃって・・・。彼がどうなったのか気になりました。

真子と藤峰も結ばれましたけど、ラストはちょっと物足りない感じでした。