【感想・ネタバレ】科学vs.キリスト教 世界史の転換のレビュー

あらすじ

「天地創造は六千年前」「アダムはすべての人間の祖」──聖書が教える「常識」は、科学によっていかに書き換えられたのか? 科学的知見の発展のもと、ヨーロッパの人々の世界認識が根底から覆されてゆくその葛藤のプロセスを、デカルト、ニュートン、ビュフォン、リンネ、ダーウィンなど著名な科学者、哲学者から、ガッテラー、シュレーツァーなど今では忘れられてしまった歴史家の仕事なども追いながら、スリリングに展開する。(講談社現代新書)

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Posted by ブクログ

高校時代世界史の授業でデカルトの「神の存在証明」の話を聞いた時、解析幾何の創始者でもある第一級の科学者でありながら、なんでそんな「ありもしない」ことにこだわり続けたのか、不思議でしょうがなかった。この本は、そんなデカルトどころではなく、大昔から、いかにキリスト教の教義と、発展してゆく科学の知見とを、不整合なく説明するか、膨大な「つじつま合わせの歴史」としか思えない。しかしこれが現在まで続く科学の源流だったんだなあ、と。

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2014年03月10日

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