【感想・ネタバレ】逆境経営のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

借りた本なのでレヴューを残しておく。

日本酒「獺祭」の旭酒造社長の桜井氏の著作
社長になってから獺祭を生み出して、現在、社長のこれからの展望を書き記したもの。

おいしいものを作る
マーケットをしぼる
品質の安定化、数値化
→数値に落とし込めない世界がある、神業の世界
 最後は人の手、口、五感で決める
 95点をめざしても85点であったり
 科学であるけど、科学でない

ワインとは違う価値観で日本酒を考える
世界中どこに出しても変わらない獺祭の味
国民性、歴史、風土、地理
→海外でも日本酒の保存法、飲み方を含めて広めていく、日本文化の伝承

細部にこだわることが日本的
→ゆえに伝統的な技法であったり、方法論に注目があつまる
本質をわすれてはいけない

山田錦の供給量を増やす
行政は補助金を出すが、そうではなく、行政が積極的に広める努力
日本人こそ、もっと日本酒を理解するべき

発信すること
作って売るだけではなく、あじわってもらえる環境づくり
京橋獺祭BAR
わかりやすい伝え方、常識を疑う。伝統との葛藤。スパークリング、コルク

経営者は育てられない
いずれ自分の手から晴れて息子のものになる
恐れ、怖さ、、、

0
2016年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本酒業界に彗星のごとく登場した獺祭。
しかし、彗星のごとく登場したのには、様々なストーリーと旭酒造の並ならぬ努力があった。

経営という観点でも学ぶべきところは多いし、米の生産における国の施策と問題点、TPPにおける思いなども参考になる。

そして、なにより、杜氏や蔵人のいない数値管理した製造工程にかなりインスパイアされた。
かなり面白い書籍だった。
日本酒の国内での軽視、ワインと同等のブランディング戦略なども興味深い。

メモ
こだわったのは、社内(特に製造部門)の熱意をいかに維持できるか、という点でした。
〜中略〜
ビール製造は、すでに技術的に解明されている点が多く、原価低減や品質の安定など以外に、技術を工夫して品質を高めていくという目標を設定しにくい面があります。それだけに、彼らを「数年経ったら儲かるから」という希望的観測による動機付けだけで、目標も挑戦もない事業についてこさせることはできません。

■目次
はじめに
第1章「負け組」の悲哀を忘れない
第2章 大失敗から学ぶ
第3章 捨てる勇気を持つ
第4章 「できること」と「やるべきこと」をはき違えない
第5章 常識や慣習にとらわれない
第6章 伝統が持つ奥深さを侮らない
第7章 発信しなければ伝わらない
第8章 打席に立ったからには、思い切りバットを振る
おわりに
資料/日本酒ができるまで

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2014年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

30年前、傾きかけた酒蔵を杜氏に頼らない、年に複数回仕込むなどの、方法により大人気の日本酒メーカーになった。ますます獺祭のファンになつた。獺祭スパークリング、飲んでみたい。

0
2014年05月19日

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