【感想・ネタバレ】ありふれた魔法のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2015年04月19日

銀行員の智之と茜の不倫の話。四十四歳のおっさんの不倫話が面白い!との売り文句で購入。
2000年代後半のリアルが感じられる。
読んでいてドキドキするような作品。

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Posted by ブクログ 2011年11月29日

ひと言で表現すれば不倫小説。
自分に経験がないので臨場感をもてなかった事は幸か不幸か...主人公の陥る状況や悩みを考えれば幸せなのでしょうね。
不倫の是非を除外して読めば、仕事や日常生活のちょっとした出来事、徐々に発展する恋愛のドキドキ感など、リアルかつ落ち着きのある文体は魅力的でした。

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Posted by ブクログ 2012年01月10日

途中まで主人公にあこがれながら読んでいました。不倫の末、銀行を辞めてしまうのは予想外の結末でしたが、どこにでもあり得る内容だと感心しました。ただ、読み終わった後、これでいいのか?という思いがあります。

なぜだか、茜のイメージとして、NHKの井上あさひアナウンサーが思い浮かんだ。

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Posted by ブクログ 2019年07月06日

ありふれた魔法。この題名を読者がどうとらえるのか。
この物語の始まりも終わりも、男女の感情全てに
リアリティがあります。
しかしそんなリアリティと同時に描かれる男女の心の描写が細やかで美しく、心のどこかで応援してしまいたくなります。周りからみたらありふれたただの自分勝手な恋愛かもしれない。でも2人に...続きを読むとっては自分にさえ裏切られる魔法のような特別な恋愛だということ。良い、悪いは置いておいて単純に面白かった!!

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Posted by ブクログ 2017年03月14日

上司と部下以上、不倫未満。
二人で過ごす時間が楽しみになり、生き甲斐になり、だけど現実を捨てることもできない。
夢のような現実。

お互いに心惹かれていくところは、恋としか思えず。
惹かれては引き戻されの繰り返し。

突き進むのか、どこかで引き返すのか…揺れる心が細かく表現されてます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月27日

何とも切ない。
まさか茜が秋野の妻に話してしまっていたとは。
池井戸潤といい、銀行関連の小説を読んでいたら少しずつその世界が見えてきた(気になっているだけ?)。
この作者の本は他にも読んでみたい。
ーーー
城南銀行五反田支店の次長・秋野智之は、部下の森村茜が担当する顧客に謝罪するため、顧客の別荘があ...続きを読むる箱根に茜とともに向かう。その帰り、ふとしたきっかけで涙を見せた茜に、智之は胸が詰まるような息苦しさを覚える。次第にお互いの距離が近づいていく二人だが……。妻子ある銀行員を主人公に、リアリズムの名手が描く、心を深く打つ恋とその人生の行方……。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月21日

40代既婚男性と20代未婚女性の不倫小説。実際に起こりえそうな展開だったのでサクサク読めた。現実より現実、っていう解説に納得。世間的に許される形ではないけど、純粋に(この言葉もどうなんだろう・・・)好きな気持ちの描写は良かった。
でも、やっぱり実際はないだろうな、この年の差で妻子いて素敵と思える人な...続きを読むんて。。。

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Posted by ブクログ 2011年02月27日

本当にリアル。

結婚20年目、銀行員の友人ありの私から言えるのは、実際に転がっている話です。

常識ある男女が非常識にならないようにと思いながらも、結局は不倫の関係になってしまう。聡明で真面目ゆえにずるい女、妻としてみたら余り旦那さんの近くにいて欲しくないなぁ。

私の大好きなスピッツの「ロビンソ...続きを読むン」が出てきたのは嬉しいけど、その場面(会話)は少し気恥ずかしかったかな。恋してる二人には大きなお世話なんだろうけど。

結末は、やはり現実的。でも、もっと悲惨な人たくさんいる筈ですよ!

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Posted by ブクログ 2012年04月08日

本能と理性の戦いか。。。。。とてもさびしい作品でした。

「夜の果てまで」と比べると設定自体が駆け落ちと比べるとありがちな不倫の為か、淡々と話が進んで行く感じがするが、とりあえず一気読みでした。44歳になったこともなく結婚もしたことがないので分からないが、主人公の葛藤がよく描写されていると思います。...続きを読む

盛田隆二独特の読みにくさ、分かりにくさみたいなのもあるが、最近それがクセになりつつありちょっと心地よかったりします。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

偶然にも不倫に関する本を連続して読んだ。
この本はとてもプラトニックだ。
所謂ありがちな欲望を満たすものではなく、触れ合わない場所にある「心と心の交換」なのだ。
結果、この物語の中では日常が崩れない。辞職することになったり、支店を異動することになったりと細々な影響はあるものの、
男性は家庭に戻ってい...続きを読むき、女性は別の人と結婚する。
あとがきを大崎善生が添えているのだが、彼の見解がとても的を得ていた。
現実をはみ出さない小説。現実より現実的な小説。

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