あらすじ
自民党の振り子は、一気に右へ!
日本政治はこれからどこへ向かうのか、
政治学者と記者が忖度なしに語り合う。
政界・政局が大きく変容している。高市政権発足後の総選挙では、自民党が歴史的な圧勝をとげ、政治バランスの軸も大きく動いた。ついに「戦後政治」が終焉を迎えたのだ。
なぜ、このような状況が生まれたのか――。
そして、日本はこれからどこへ向かうのか――。
政治史の泰斗である研究者と長く政界を取材してきたジャーナリストが、高市、石破、岸田、菅と令和の政権の足跡を逆上って、現在の政治状況が生まれた原因を探る。歴史的視点、さらに、いま明かす秘話も交えて、忖度(そんたく)なしに語りあう対談集。
【目次】
第1部 自民の振り子は一気に右へ 高市早苗政権
ムードやイメージはいいが、まだ実績はない
総裁選で勝利した三つの理由 ほか
第2部 「対談」ができない異物の政治家 石破茂政権
自民の右傾化を招いた石破政権の皮肉
自民党と徳川幕府末期の相似形 ほか
第3部 ノンシャランゆえの実行力 岸田文雄政権
「派閥は40人くらいがちょうどいい」
首相退任後の処遇を考えるべき ほか
第4部 「菅官房長官」がいなかった悲劇 菅義偉政権
ポスト菅の総裁選が、高市政権の出発点
泡沫候補を脱した興味深い力関係 ほか
第5部 戦後政治の終焉と新しい道
想定以上に「右」に寄りすぎた自民党
高市路線とは違う、対抗勢力に求められる道 ほか
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Posted by ブクログ
御厨貴、芹川洋一「令和政権論 今なぜ高市首相なのか」(日経プレミアシリーズ)
政治学者の御厨とジャーナリストの芹川が菅、岸田、石破、高市の各政権について対談している。菅についてはワクチン接種の行動力は評価するが全般的には官房長官の域を脱していなかった、岸田については徹底したリアリストで融通無碍、原発政策や安保政策の大転換も本人にイデオロギーが無いから上手く行ったのではと、石破については「対話ができない人物」で野党との無原則的な妥協が高市政権を呼び込んだという。高市政権自身についての記述は浅いが本書の元になった対談が総選挙直後なので、やむを得ないかもしれない。著者達の年齢もあるのか、高市政権が支持率を維持できている理由がもう少しピンときていないようだ。